実は、二人はお互いに相手は人間だと思い込んでいるということが作中で発覚します。
大きな誤解を抱えたまま、お互いの心情を理解しようと寄り添う二人。
だからこそ、駆け引きや隠しごとが絶えない、現実の恋愛のような雰囲気が二人を包んでいるのです。
ここでも、そのちょっと皮肉な関係性に、くすりとしてしまうような笑いと温かさが宿っています。
他にも、試運転中の育児アンドロイドが登場してその葛藤を垣間見ることができたり、アンドロイド不信を拭い去ったリクオがアンドロイド関連の事件によって捨て去ったピアノという夢を再び取り戻したりと、ほろりとなってしまう場面が多い作品です。
アンドロイドが人間生活に浸透する「過渡期」を意外だけれど納得できる観点から描いており、そういった微妙な時代ならではの繊細なドラマに心揺さぶられる。
そんな隠れた佳作だといえるでしょう。
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