【萌え漫画の古典】漫画 「カードキャプターさくら」 CLAMP 星2つ

カードキャプターさくら

1. カードキャプターさくら

「なかよし」に連載されていた漫画ですが、タイトルを聞けば98年から2000年までNHK教育で放送されていたアニメの方を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

「魔法騎士レイアース」や「xxxHOLiC」などの人気作を持つ漫画家集団CLAMPの代表作の一つで、原作・アニメ完結後も根強いファンを持つ作品です。

原作20周年記念として今年から新連載を「なかよし」誌上で開始していることもあり、読んでみようと思い立ったのですが、色々な意味で「なるほど」と思わされる作品でした。

2. あらすじ

主人公、木之本さくらは友枝小学校に通う小学四年生。

ある日、研究者である父の書庫から奇妙な本を発見する。

さくらがその本に触れると、封印されていた魔物、ケルベロスが姿を現した。

しかし、その本は魔術師クロウ・リードが作った魔法のカード、クロウカードが封印されていた本でもあり、さくらが触れたことによってカードは町じゅう散ってしまう。

カードを回収しなければ「災い」が起こる。

その災いを回避するため、さくらは「カードキャプター」として、クロウカードが起こす様々な事件を解決していく......。

3. 感想

一応、「あらすじ」を書きましたが、どっしりとしたストーリーがあるわけではありません。

戦隊モノや仮面ライダーのように、現れたクロウカードを魔法で倒す(回収する)を数話完結で繰り返す形式です。

雰囲気もあまりシリアスではなく、さくらを中心とする友枝小学校での生活や、ヒーローである李小狼との初心な恋も描かれていきます。

とはいえ、それも可愛らしく小狼が空回りするだけで、特に恋の駆け引きがあったりラブコメのような笑いがあるわけでもありません。

それでは、何がこの作品の見どころなのでしょう。

それは、本作のファンが繰り返し述べる魅力、つまり「NHKで放送していたとは思えない設定」と「さくらがかわいい」の二つは耳にしておりましたが、その二点を気に入れるか、そこに感情移入(?)できるかがやはりポイントなのだと思います。

さくらの親友、大道寺知世が同性であるさくらのことを恋愛対象として好きなのは明らかですし、さくらの同級生である佐々木利佳は小学生でありながら体育教師である寺田先生と恋仲にあります。

また、さくらの兄である桃矢とその親友、月城雪兎の関係も友情以上のものを匂わせてきます。

そして2点目、 「さくらがかわいい」ですが、「はにゃーん」といった台詞や多種多様な可愛らしい衣装は、確かに今日のサブカルチャー的「かわいい」を先取りしたものだといえます。

その点において「萌えアニメの原点」「多くの人間を『こちら』の世界に引き込んだ」と言われるのも納得です。

私はあまりそういった漫画・アニメに魅力を感じないタイプの人間ではありますが、同性愛がポップに扱われたり、非現実的な「可愛さ」が作品のスタンダードとして(少なくともサブカルチャー的には)受け入れられる下地となった作品だということは理解できます。

昨今のそういった作品が好きだという人は、古典の一つとして見ておくのも良いのではないでしょうか。

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