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あまりにもつまらない日本社会にまつわるデータと所感

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つまらない
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ちなみに、日本の一人当たり名目GDPは1990年代から2000年代、2010年代を通じて殆ど成長しておらず、1997年に記録した最高値を2017年にようやく奪還したという有様。

引用元:https://ecodb.net/country/JP/imf_gdp2.html

(1997年から2016年まで推移は均せば減少していたというの事実に驚愕ですね)

さて、大人たちがつまらない顔で労働しながら豊かさを失ってきた30年間の集大成として悲惨な経済社会の現実が目の前にあるわけですが、一方で、未来を担う子供たちの様子はどうなのでしょうか。

「あまりにもつまらない日本社会にまつわるデータと所感」という本記事タイトルに合わせて、まずは楽しさ/つまらなさについてのデータを見ていきましょう。

引用元:https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/87670

こちらは2021年度全国学力テストに伴って行われた児童生徒へのアンケート結果です。

2021年度において、小学生の16.6%、中学生の18.8%が「学校に行くのが楽しいと思うか」という設問に対して「どちらかといえば、当てはまらない」もしくは「当てはまらない」と答えています。

肯定的な見方をすれば、「当てはまる」と回答している生徒が半数近くおり、「どちらかといえば、当てはまる」も含めると8割を超えてきますので、学校は比較的楽しい場所だと言えるかもしれません。

しかし。あの「学校」ですら2割近い児童生徒が楽しいとは思っていない。

これってかなり異常なことなのではないかと思います。

40人クラスであれば7人か8人は楽しくないと思っているわけで、人生の端緒あたりで既に「楽しく人生を生きる」レースから脱落している人間が全体の五分の一程度いるわけです。

もちろん、小中学校の楽しさだけが人生全体の楽しさを規定したりはしませんが、小中学校でさえ楽しくなかった人生の楽しさって、想像してみるとぞっとしませんか。

アンケート用紙が配られたあとの静かな教室で「どちらかといえば、当てはまらない」や「当てはまらない」 にひっそりとマルを付けるときの心情を想うとひたすらに悲しいばかりです。

その時点では、人生のほとんどが楽しくないってわけですからね。

そんな風潮を反映してか、特に小中学校において不登校生徒の割合は伸び続けています。

平成17年度(2005年度)には小中学校でそれぞれ0.32%と2.75%だったところ、令和元年度(2019年度)ではそれぞれ0.83%と3.94%に増加。

中学校の3.94%という数字は初めて見ましたが凄いですね。

四捨五入して4%と考えると、40人クラスで1~2人は必ず不登校なわけです。

この4%の生徒は先ほどの「学校に行くのが楽しいと思うか」 という質問に答えられていないとすると、中学校つまらない率は23%弱ということになります。

(学校に行けていないということは、アンケートに答える機会もないと思われますので)

もう少しで4人に1人がつまらないと感じる領域にまで達してしまっている日本の中学校教育。

全員が受けなければならない教育としては、かなり質の低いものになっているのではないでしょうか。

社会問題
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