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「ナラタージュ」島本理生 評価:2点|美しい文章と陳腐な少女漫画風の物語【恋愛純文学】

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ナラタージュ
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主人公の泉以外にも唐突な「女性可哀想」描写が乱発されるのも非常にしらけるところで、脈絡もなく女の子が自殺したり、その原因が強姦だったことが明かされたりします。

自殺や強姦は現実社会の深刻な問題ですが、創作においてはいくらでも連発できるため、唐突に軽々しく自殺したり強姦されたりすると却って現実の犯罪や被害者の心理を馬鹿にしているのかと思うくらいです。

無条件に悲劇のヒロインぶって複数のイケメン男性からよしよしされたい女性向けの低俗なポルノのような小説だといえるでしょう。

正直なところ評価は1点をつけたいですが、それでも文章表現が良いのですらすらと読めてしまう側面もあり、ぎりぎり2点(平均的な作品)としておきます。

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