【RWBY】日本アニメへのリスペクトに溢れるアメリカ産バトルアクションファンタジー 評価:3点【モンティ・オウム】

RWBY

Volume1(第1期)の感想

1. RWBY volume1

Rooster Teethというアメリカのアニメーション制作会社による3DCGアニメ。

2017年7月から日本の地上波でもダイジェスト版が放送されており、10月には映画も公開されます。

日本風のキャラクター造形とアメリカタッチな掛け合い、そして華麗なアクションの組み合わせが妙味となって視聴者を楽しませてくれるアニメーション作品でした。

2. あらすじ

舞台は架空の世界である「レムナント」。

人類は4つの王国に分かれて居住している。

この世界には「グリム」と呼ばれる魔物が存在しており、人類を襲うこの魔物に対抗する職業である「ハンター」が人類の平和を守っていた。

主人公、ルビー・ローズもハンターに憧れる少女の一人。

ハンター養成学校シグナル・アカデミーの生徒として日常を過ごしていたルビーだが、ある日、テロリスト集団が商店を襲う場面に遭遇してしまい、彼らと戦うことになる。

一人で戦うルビーに助太刀したのが、ハンター候補のエリートたちが通う上級学校ビーコン・アカデミーの教師であるグリンダ・グッドウィッチ。

その戦闘の中で実力を見初められたルビーは、学長であるオズピンの口利きでビーコン・アカデミーへの飛び級入学が許される。

ビーコンへの入学が既に決まっていた異母姉、ヤン・シャオロンに連れられ、恐る恐るビーコンの門を叩いたルビー。

ビーコンでの様々な出会いと、街を襲うグリムたちとの戦い。

そして、暗躍するテロリスト集団。

世界平和のために戦う少年少女たちの友情と成長の物語。

3. 感想

物語自体は王道のバトルものという感じですが、まず会話の軽妙さがいいですね。

日本風のキャラクターとアメリカンな掛け合いはいい意味でけれん味を醸し出しています。

また、近年のバトル漫画のストーリーにおいて壁となっている「才能もあり努力もする主人公をどう苦労させるか」という問題にも「飛び級」というアメリカ式のやり方で対応するところに斬新さを感じました。

主人公の級友には入学前からその名前を全世界に轟かせている有名な生徒(ピュラ・ニコス)も存在しているのですが「シリアルのパッケージを飾っているほどの著名人」という表現がなされるなんてのもアメリカ文脈的なアニメ表現で面白いです。

そしてもちろん、キャラクター造形も魅力的。

一人一人について言及していてはきりがないですか、個人的にお気に入りなのはブレイク・ベラドンナ。

ルビー率いるチームRWBYの一員となる彼女ですが、その正体は人類ではなく被差別種族の「ファウナス」であり、ファウナスの権利擁護を求める過激派組織「ホワイト・ファング」の元メンバーなのです。

そのホワイト・ファングも元から過激派だったわけではなく、徐々に過激化していったホワイト・ファングについていけなくなった彼女が脱退したというのが実情。

人類からは差別され、同族の所属する過激派組織にも身を置けない彼女の心境を想うとそれだけで胸にくるものがあります。

どうやったら社会を良い方向へと変えることができるのか。

自身の無力さや世間の理不尽さに悩みながら、ときに弱い心に飲み込まれそうになりながらも孤独に闘う姿はむしろ主人公のそれといっていいでしょう。

そして、チームRWBYにはワイス・シュニーという人物も所属しておりまして、彼女は「シュニー・ダスト・カンパニー」という世界的超巨大企業のご令嬢。

自社製品を輸送する貨物列車をたびたび襲うホワイト・ファングを憎むあまり、ファウナス全体に対して敵愾心を抱く人物として登場します。

ブレイクがファウナスだと発覚したあと、ワイスのブレイクのあいだに入る亀裂。

そこからお互いに誤解を解き、友情の萌芽を育んでいく姿には素直に感動できます。

まさに「努力」「友情」「勝利」の王道といえるでしょう。

魅力的なキャラクターと軽妙洒脱なトーク、3DCGならではの戦闘アクションと見どころ満載の本作。

是非、視聴をおすすめします。

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