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【RWBY】日本アニメへのリスペクトに溢れるアメリカ産バトルアクションファンタジー 評価:3点【モンティ・オウム】

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RWBY
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Volume3(第3期)の感想

1. RWBY volume3

アメリカのアニメーション制作会社"Rooster Teeth"による日米混合テイストのバトルアクションファンタジーアニメ、その第3弾です。

原案者でありvolume2までの監督であったモンティ・オウム氏が急逝したため、volume3からは脚本担当だったケリー・ショウクロス氏が監督となっております。

volume2までのアクションについてはモンティ・オウム氏の表現技法が駆使されていたらしく、やや劣化という印象は否めませんが、その分、脚本は面白く、少年少女が暗躍する悪に立ち向かっていくという王道ストーリーの中での友情や恋愛、ハラハラドキドキさせる起伏のある展開と、やはりこんなアニメこそ19時台に放映されていて欲しいと思わせるような内容でした。

早見沙織 (出演), 日笠陽子 (出演) 形式: Blu-ray

2. あらすじ

街を襲撃したグリムの群れを撃退し、戦闘の余韻に浸るルビーたち。

しかし、学園生活では重要なイベントが差し迫っていて、学園を中心とする街にはあらためて緊張と興奮の気配が漂っていた。

そのイベントの名前は 「バイタル・フェスティバル」。

世界を代表する4つのアカデミーの生徒が集結して闘技大会を行うというお祭りで、闘技大会には4人1チームで参加し、1回戦は4on4、2回戦は2on2、そして3回戦は1on1で戦うという形式のトーナメントで争われる。

もちろん、ルビーたちもチームRWBYとして参戦。

見事なチームワークで1回戦を突破し、喜びに浸るルビーたち。

チームJNPRやチームCFVYといったビーコン・アカデミーのチームも次々と勝ち上がっていく。

しかし、そんなお祭り騒ぎの裏では悪の組織が着々とその計画を実行に移しつつあった。

ローマン・トーチウィック率いるグリムの群れ。

謎多き女シンダー・フォール。

ホワイト・ファングの首領アダム・トーラス。

そして、凄惨な事件が決勝戦である1on1の戦闘中に起こってしまう.......。

ルビーたちは無事、ビーコン・アカデミーを守ることができるのか......。

3. 感想

切れ目なく刺激的な展開が続いて間延びしないのがいいですね。

バトルアクションファンタジーとはかくあるべしと言いたくなるような、カッコよくてハイテンポな作品に仕上がっています。

面白かったバトルは「全部」と言いたいところですが、やはりピュラV.S.ペニー、ピュラV.S.シンダーの2つは物語展開的にも強烈な転換点となっており、その演出には痺れました。

また、個人的にニオが好きというのもあって、ルビーV.S.トーチウィック&ニオも楽しかったです。

ニオの傘を武器にしてトリッキーな動きと体術中心で戦う姿には何とも言えない絶妙な魅力があります。

ただ、本作が誇る"アクション"の純粋なカッコよさという面ではやはりモンティ・オウム氏の死去が響いてるなと感じざるを得ませんでした。

投入できるリソースが増えたためか、複数人同士の戦闘で敵味方入り乱れる様子やそれぞれの武器・オーラ・センブランスを使った派手な動き、エフェクトのレベルは上がっているのですが、殺陣におけるワンアクションごとのキレだったり、あっと思わさせるような戦術・戦闘術・体術といった、そもそものアイデアが枯渇している印象を受けます。

特徴的でけれん味のあったカメラ回しもやや凡庸というレベルに後退しています。

しかし、なんといっても最終盤の展開は衝撃でしたね。

主要キャラクター2人の死と"学園編"の終わりという筋書きを誰が予想していたでしょうか。

日本の作品であれば"トーナメント編"だけでも長くやりそうなものを、あっさりと終わらせて急展開に持っていくのは脚本に自信があるからこそでしょう。

とはいえ、ここまで"学園ファンタジー"だったからこその魅力が光っていたのも事実。

「世界の謎を探求し、世界を救う」という流れに入っていきそうな本作が更なる飛躍を見せるのか、それとも迷走してしまうのか。

volume4に向け、期待半分不安半分です。

4. 結論

ここまでは間違いなく名作です。

日本のアニメなんかを見ている場合ではありません。

早見沙織 (出演), 日笠陽子 (出演) 形式: Blu-ray

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