【海外純文学】おすすめ海外純文学小説ランキングベスト4【オールタイムベスト】

海外純文学

本ブログで紹介した海外の純文学小説の中からベスト4を選んで掲載しています。

「純文学」の定義は百家争鳴でありますが、本記事では、社会や人間について深く考えさせられる作品や、人間関係の機微を描いた作品、という緩い定義のもとでランキングを作成いたしました。

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第4位 「夜間飛行」サン・テグジュペリ

【「飛行機」の黎明期を生きたパイロットたち】

サン=テグジュペリ (著), 堀口 大學 (翻訳)

・あらすじ

まだ夜間飛行が非常に危険な任務であり、その規制さえ議論されていた時代。

ある夜、パタゴニアからブエノスアイレスに向かっていた郵便飛行機が嵐に突入してしまう。

真っ暗な視界、途切れがちな地上からの連絡。

嵐からの脱出を試みる操縦士ファビアン、飛行機の到着を待つ郵便飛行会社支配人のリヴィエール、そして、リヴィエールの部下ロビノー。

不安と緊張のなか、三者三様の長い夜が幕を開ける......。

・短評

まるで「プロジェクトX」を見ているような気分になる小説です。

危険を顧みず夜間飛行に繰り出すパイロットたちと、人類の未来のため断固とした姿勢で郵便飛行事業を営む経営者。

泣き言を漏らすことも不満をこぼすこともなく、美しい夜空のなかで自然との死闘を繰り広げる勇姿には思わず感動してしまいます。

また、第二次世界大戦にも従軍した現役パイロットの著作だけあって、航空機の操縦や航空機から見た景色の描写は精緻かつ圧巻。

「空を飛ぶ」ことに賭けた男たちの生き様を、冷徹と情熱の二色で彩った唯一無二の名作です。

サン=テグジュペリ (著), 堀口 大學 (翻訳)

・感想記事はこちら

第3位 「老人と海」アーネスト・ヘミングウェイ

【老漁師と巨大魚の対決 武骨な冒険小説】

ヘミングウェイ (著), 高見 浩 (翻訳)

・あらすじ

かつては名を馳せたものの、いまや衰えの激しい老漁師サンチャゴが主人公。

数ヶ月もの不漁に悩むサンチャゴが、それでもめげずに出漁すると、その釣針に巨大なカジキマグロが食らいつく。

一世一代の大勝負。勝つのはサンチャゴか、それともカジキマグロか......。

・短評

潮風と太陽、大海原を描く雄大な自然描写と、力と力・技と技がぶつかり合う人間対巨大魚の対決描写に圧倒されます。

また、後半3分の1ほどは勝負が終わったあとの物語となっており、あっと驚く展開と哀愁漂う感動のエンディングが待っています。

情熱とは何か、栄光とは何か、誇りとは何か、人生とは何か。

それらを描ききった不朽の冒険小説。

永遠の古典という言葉に相応しい小説です。

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