第3位 「老人と海」アーネスト・ヘミングウェイ
【老漁師と巨大魚の対決 武骨な冒険小説】
・あらすじ
かつては名を馳せたものの、いまや衰えの激しい老漁師サンチャゴが主人公。
数ヶ月もの不漁に悩むサンチャゴが、それでもめげずに出漁すると、その釣針に巨大なカジキマグロが食らいつく。
一世一代の大勝負。
勝つのはサンチャゴか、それともカジキマグロか......。
・短評
潮風と太陽、大海原を描く雄大な自然描写と、力と力・技と技がぶつかり合う人間対巨大魚の対決描写に圧倒されます。
また、後半3分の1ほどは勝負が終わったあとの物語となっており、あっと驚く展開と哀愁漂う感動のエンディングが待っています。
情熱とは何か、栄光とは何か、誇りとは何か、人生とは何か。
それらを描ききった不朽の冒険小説。
永遠の古典という言葉に相応しい小説です。
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