青春アニメ

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響け!ユーフォニアム

「響け!ユーフォニアム2」石原立也 評価:4点|せつなく激しい人間関係が交錯する、波乱万丈の吹奏楽スポ根 前編(第1話~第4話)【青春アニメ】

高校の吹奏楽部を舞台にした青春部活物語。 大学生で作家デビューを果たした武田綾乃さんの原作を、深夜アニメ界隈では大きなブランド力を持つ京都アニメーションがアニメ化した作品です。 第1期の出来が素晴らしかったため、個人的にも非常に期待していた第2期でした。 第1期の感想はこちら。 この第2期は、正直なところ第1期よりは良いとは言えず、終盤の失速は残念でした。 しかし、それでも並大抵のアニメよりは十分に良いと言える作品だったことは間違いありません。 深夜アニメ的すぎる要素を排して更なる工夫を加えれば、午後7時前後やゴールデンの時間帯に流しても評価を得られるような、そのれくらいのポテンシャルがあると感じる作品です。 あらすじ 主人公、黄前久美子(おうまえ くみこ)は京都府立北宇治高校に通う高校一年生。 同じ中学校からの進学者が少ないというだけの理由で北宇治高校進学を決めた久美子は、中学校で所属していた吹奏楽部に引き続き入部する気もなく、また、入学時に聴いた吹奏楽部の演奏は酷いもので、当初は北宇治高校の吹奏楽部そのものに良い印...
夜は短し歩けよ乙女

「夜は短し歩けよ乙女」湯浅政明 評価:3点|夜の京都を舞台にした不思議で楽しい幻想恋愛エンターテイメント【アニメ映画】

森見登美彦さんの人気小説を原作に、湯浅政明監督が映画化。「夜明け告げるルーのうた」でアヌシー賞を受賞された監督です。 小気味よいファンタジー展開に加え締りの良いラストシーンは印象に残ります。エンターテイメントとしてはこういう作品がもっと世に出て欲しいですね。 あらすじ 冴えない大学生である「私」は美しき後輩、黒髪の乙女に恋をしていた。 そんな「私」が乙女との距離を埋めるために執っていた作戦、その名も「ナカメ作戦」。 「ナるべくカのじょのメにとまる」の略であり、要は付け回して偶然を装いすれ違うだけの行動である。 サークルOB・OGの結婚式の二次会に参加している今日も、二次会で乙女に近づくチャンス。 しかし、乙女の行先はいつも気まぐれ。夜の先斗町で飲み歩いたり、幼き日に読んだ絵本を探して古本市を訪ねてみたり、文化祭のゲリラ演劇で代役ヒロインを務めたり、風邪のお見舞いに京都じゅうを駆け巡ったり。 そんな乙女に(勝手に)振り回される「私」と、幻想的なほどに可愛らしい「乙女」。 そして、主人公を取り巻く愉快な大学生と大人たちが織り成す、一夜...
ユーリ!!! on Ice

「ユーリ!!! on Ice」山本沙代 評価:2点|リアルな試合描写が光るBL寄りのフィギュアスケートアニメ【テレビアニメ】

男子フィギュアスケートを題材にしたオリジナルアニメ。 海外の有名スケーターにも注目されておりました。 いわゆるBL的な描写はやや食傷気味でしたが、ほとんど全編をスケートの場面に費やす構成は思い切ったもので、良い効果を発揮していると感じました。 あらすじ 主人公、勝生勇利(かつき ゆうり)はフィギュアスケートの特別強化選手。 しかし、シニア5年目のシーズン、初グランプリファイナルで大敗を喫してしまう。 失意のまま実家のある長谷津に戻る勇利。 大学を卒業したこの年、現役続行か否か悩んでいた。 そんなとき、ネットにアップロードされた勇利の動画を見て、勇利に興味を抱き始めた人間がいた。 その名はヴィクトル・ニキフォロフ。世界選手権5連覇を果たし、なおもフィギュアスケートの歴史を変え続けるロシアの選手。 ひょんなことからヴィクトルが勇利のコーチになることが決まり、勇利は進退を賭けたシーズンに挑む。 そして、このヴィクトルと勇利の出会いが、勇利の運命を大きく変えていくことになる。 感想 大筋のストーリーは勇利が日本の地...
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」 新房昭之 評価:1点|青春恋愛SF要素をそれっぽく詰め合わせただけの意味不明作品【アニメ映画】

1993年に岩井俊二監督が手掛けた同名テレビドラマを原作としたアニメ映画。 広瀬すず、菅田将暉、松たか子と、有名女優・俳優が声優として起用されています。 宣伝を含め、出版社やテレビ局が本腰を入れて予算を投入したのは分かるのですが、結果的に意味不明という評価を受けても仕方がない作品になってしまったと思います。 あらすじ とある海辺の町に暮らす中学一年生、島田典道(しまだ のりみち)。 夏休みの登校日、クラスメイトの男子達は「花火は横から見たら丸いのか、平べったいのか」という話題で盛り上がっていた。 そう、この日はお祭りで打ち上げ花火が上がる日でもあった。 そんな中、典道はクラスメイトの女子である及川なずな(おいかわ なずな)から「かけおち」に誘われる。 しかし、これは典道が導いた結果だった。 当初、なずなは典道の友人である安曇祐介(あずみ ゆうすけ)を誘っていたのだが、典道は手に入れた「もしも」の力で運命を変えたのである。 母親の再婚に伴う引っ越しに抵抗したいなずな。 典道となずなは逃避行のなかで何度も両親や友人に捕まっ...
響け!ユーフォニアム

「響け!ユーフォニアム」石原立也 評価:4点|せつなく激しい人間関係が交錯する、波乱万丈の吹奏楽スポ根一筋縄ではいかない人間関係が交錯する波乱万丈の吹奏楽スポ根【青春アニメ】

2015年に放送された、高校の吹奏楽部を舞台にしたアニメーション作品。 「涼宮ハルヒの憂鬱」や「けいおん!」を手掛け、深夜アニメ界隈では評価の高い京都アニメーションの制作です。 原作は武田綾乃さんが著した同名小説であり、ライト文芸が全盛の文芸界ではありますが、どちらかというと昔ながらのジュブナイル青春小説という装いの作品です。 「吹奏楽」がテーマなので、音声を入れられる映像表現でさらに磨きをかけられると思ったのかもしれませんが、ライトノベルでもライト文芸でもない原作で勝負をかけてくるところに、京都アニメーションが他のアニメ制作スタジオと一線を画そうとしている気概を感じます. そんな本作ですが、近年の深夜アニメでは稀にみる出色の作品であると感じました。 昔ながらの「スポ根」的な要素を上手く現代に蘇らせた作品であり、なおかつ、人間関係を主軸としたヒューマンドラマを魅力的に描けている作品でもあります。 時おり挟まる過度な、いわゆる「百合」描写を除けば、そのまま午後6~7時台で放送されていてもおかしくないような、そんな王道青春部活物語になっておりま...
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