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【メディア論】NHKが生き残るには、今後どのような番組を製作するべきなのか

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NHK
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戦争報道は、「米軍による攻撃」による悲劇や「戦地に行かされた兵士たち」の悲哀、一方的に虐げられる民間人という構図でばかり描写され、温厚で罪なき一般人と、悪逆非道な政府と軍上層部という構図で描かれがちです。

しかし、本当は、多くのメディアや民間人が戦前には戦争を支持し、また、戦時中において身勝手で残虐な「人間らしい」行動をしていました。

「私たち」が本当は何を行ったのか、「私たち」とは一体、どういう存在なのか。

第二次世界大戦をそういった視点から切り出そうとする特集はやはりNHKならではだと感じました。

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追記②

そもそも、なぜNHKはこれほど急速にバラエティ化したのでしょうか。

なんとなくですが、公共放送の担い手であるNHK職員でさえ、近年の日本を覆う軽薄な商業主義を内面化していたのではないでしょうか。

最近のNHKは視聴者に飽きられているのではないか。

そんな考えに至った末、緩く柔らかく漂白された、なにひとつ重厚さのない、まるでゆるキャラのような番組制作が実行された。

そう思うと虚しくなります。

人気を得る方法、振り向いてもらう方法としての軽薄さ。

大衆を惹きつけるとはそういうものなのだ、という観念に慣れきった人々によってNHKが運営されていて、それを変えることができないなら、NHKは解体されるべきでしょう。

誰かにとって耳の痛い話題、誰かにとって目を逸らしたくなるような事実、誰かにとって不都合な社会の歪な構造。

スポンサーが存在しないからこそ、そういった事象を報道できるのがNHKのはずです。

この「誰か」とは、決して時の権力者だけでなく、軽薄さと無関心に浸りがちな大衆も指しているはずです。

国民にとってさえ都合の悪いことを報道できる機関。

そんなNHKを目指して欲しいと思います。

(とはいえ、NHK職員そのものが資本主義社会や能力主義社会における勝者のため、この社会の「不公正」について報道するインセンティブに欠けるのかもしれませんが)

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明日も物語に魅せられて

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