小説 「スタンド・バイ・ミー」 スティーヴン・キング 星3つ
1. スタンド・バイ・ミー映画としても人気を博したスティーヴン・キングの有名作品。小説としての原題は「THE BODY」、つまり「死体」なのですが、映画に倣い、日本で出版される小説では邦題として「スタンド・バイ・ミー」が使われています。内容としては「ひと夏の冒険」もので、ベタといえばベタなのですが、そこはさすがのキングで、まさにこの王道を彼のものとして上手く扱っています。少年から脱皮していく時期の不安、幼性からの決別がノスタルジーを喚起する形で描かれており、やや冗長な部分など見られましたが、十分に佳作といえるでしょう。スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編 (新潮文庫)posted with ヨメレバスティーヴン・キング 新潮社 1987-03-25AmazonKindle楽天ブックス
2018.04.01
☆☆☆(小説)スティーブン・キング