桜庭一樹

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小説 「荒野」 桜庭一樹 星1つ

1. 荒野もとはファミ通文庫から3冊分冊で出版されていた作品ですが、後に文藝春秋/文春文庫が出版。さらに表紙をリニューアルして再刊行もされています。桜庭一樹さんが一段階有名になるたびに出版されていると言っていいでしょう。ライトノベルというより少女小説と呼んだ方が相応しい読みやすい文体で、星1つをつけるほどの致命的な落ち度はありません。しかし、「少女の繊細な成長」を描くことに終始しすぎたせいでドラマがなく、また、その「少女の繊細な成長」という側面でも、主人公の家庭環境があまりに特殊なことからリアリティを感じられませんでした。荒野 (文春文庫)posted with ヨメレバ桜庭 一樹 文藝春秋 2017-05-10AmazonKindle楽天ブックス楽天kobo
桜庭一樹

小説 「少女には向かない職業」 桜庭一樹 星2つ

1. 少女には向かない職業直木賞作家、桜庭一樹さんの作品です。彼女の作品の中ではややマイナーでしょうか。東京創元社の本というのも珍しい気がします。内容としては初期の桜庭さんが得意な少女モノですが、ポップな文体と切なく陰惨な心情・情景描写が読ませます。ただ、ストーリーにはかなり疑問が残り、すっきりとした読後感とはいきませんでした。少女には向かない職業 (創元推理文庫)posted with ヨメレバ桜庭 一樹 東京創元社 2007-12-23AmazonKindle楽天ブックス楽天kobo
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