1. コードギアス 反逆のルルーシュ
2006年から放送されていたサンライズ制作のアニメ。その人気ゆえ、2017年から2018年にかけては総集編映画も上映されることになっています。
真に迫る名作には程遠いですが、エンターテイメントとして、「人気の出る要素を人気の出るように組み合わせる」ことに成功したアニメだといえます。
2. あらすじ
神聖ブリタニア帝国に支配されている、日本列島が舞台。
日本は神聖ブリタニア帝国の植民地「エリア11」となっており、旧日本人は「イレブン」と呼ばれ蔑まれていた。
そんなある日、日本に住むブリタニア人高校生であるルルーシュ・ランペルージは緑色の髪を持った少女と出会う。
彼女はC.C.と名乗った。
そして、その少女はルルーシュに「絶対遵守」の力を授ける。それは、目を合わせた相手を完全に服従させる能力。実はブリタニアの皇族であり、わけあってブリタニアを憎んでいたルルーシュ。
彼はこの力を使い、ブリタニアへの反逆を開始するのだった。
3. 感想
実は皇族、女性にモテる、頭が切れる戦略家、心くすぐられるアクション、キザな台詞。
主人公の設定はまさに男性が自己投影したくなるように作られており、巧みだといえます。学園の高校生とテロリスト集団の二重生活も定番の面白さがありますし、友人でもあり敵でもある、というライバルの存在や、様々なタイプのヒロインたちも、ご都合主義的で消費されるコンテンツとしてですが、魅力があります。
話と話を繋ぐ引きのうまさもエンターテイメントをよく心得ている感じで、まさに、「狙って作って当たった」作品だといえるでしょう。
私自身も心から楽しめたとはいえませんが、こういう作品を定期的に出す力があれば、アニメ業界も救われるに違いないと思わされる作品です。
一度見てみると惹きこまれるかもしれません。とにかく日常に溜飲が下るような楽しみが足りないという方にはオススメです。
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