【海外純文学】おすすめ海外純文学小説ランキングベスト4【オールタイムベスト】

海外純文学
ヘミングウェイ (著), 高見 浩 (翻訳)

・感想記事はこちら

スポンサーリンク

第2位 「悲しみよこんにちは」フランソワーズ・サガン

【初めての感情に出会う真夏のバカンス】

フランソワーズ サガン (著), Francoise Sagan (原著), 河野 万里子 (翻訳)

・あらすじ

主人公は17歳の少女セシル。

遊び人の父親レエモンとの父娘家庭育ちで、自由を謳歌する生活に満足していた。

そんなある日、レエモンからアンヌと結婚するのだということを知らされる。

アンヌといえば勉強大好きの堅物であり、このままでは自分らしい生活を壊されてしまう。

そこで、セシルは二人の結婚を阻止するための作戦を考えるのだが......。

・短評

耽美な筆致が特長の作品で、舞台となっている南仏の避暑地が持つロマンチックな雰囲気と、少女が抱える若者らしい繊細な葛藤が丹念に描かれております。

これまで何不自由なく過ごしてきた少女が、父親とその結婚相手の仲を引き裂くための作戦を実行した結果、初めて本物の「悲しみ」を知る、というのがタイトルの意味。

社会の決して甘くない側面や、これまで見えなかった自分自身の嫌な側面を知っていく過程はまさに子供から大人になっていく過程そのもの。

大人になっていくセシルが体験する苦い感情と、その過程で喪われる幼い純情に胸を揺さぶられます。

純文学的な内容でありながら非常に読みやすい、青春小説の名品です。

フランソワーズ サガン (著), Francoise Sagan (原著), 河野 万里子 (翻訳)

・感想記事はこちら

小説 「悲しみよこんにちは」 フランソワーズ・サガン 星4つ
1. 悲しみよこんにちは20世紀後半に一時代を築いたフランスの小説家、フランソワーズ・サガン。その代表作が処女作である「悲しみよこんにちは」です。1954年に出版されるとたちまち世界的なベストセラーとなり、サガンをしてデビュー作でいきなり一流作家の仲間入りを果たさせた名作となっております。そんな高い前評判に違わず、素晴らしい小説でした。非の打ちどころのない情景描写と心理描写に魅了されます。河野真理子さんの翻訳も絶品で、小説における美しさや切なさ描写の極致を極めた作品の一つと言っても過言ではないでしょう。2. あらすじ主人公のセシルは17歳。父親であるレエモンとの父娘家庭育ちである。といっても、レエモンは実入りの良い職業についていて、もう40歳を超えるというのにパリの社交界で女性をとっかえひっかえしている奔放な男性。そんな父に連れられ、セシルも遊びばかりを覚えてこの年まで育ってきた。17歳の夏、セシルは父とともにコート・ダジュールの別荘を訪れている。父の愛人であるエルザとの仲は良好なうえ、海岸ではシリルという大学生と出会って恋仲になった。...

第1位 「日の名残り」カズオ・イシグロ

【戦間期を生きた英國老執事の後悔と再生】

カズオ イシグロ (著), Kazuo Ishiguro (原著), 土屋 政雄 (翻訳)

・あらすじ

主人公は老執事スティーブンス。舞台は終戦直後のイギリス。

ダーリントン・ホールというお屋敷の執事長であり、幾度の困難を品格ある態度ち行動で乗り越えてきた経験を持つ名執事であるという自覚を持っている。

そんなスティーブンスが久々の休暇を得て、イギリス国内旅行へと出発する。

道すがら執事としての職業人生を回顧するスティーブンス。

しかし、その語り口には少しだけ違和感があって.......。

コメント