【古典純文学】おすすめ古典純文学小説ランキングベスト9【オールタイムベスト】
小説作家名「さ」行
小説 「木を植えた男」ジャン・ジオノ 星1つ
1. 木を植えた男本作を原作としたアニメーション作品に影響を受けて読んでみました。あの素晴らしいアニメーションを見た後だったからか、字面を追うだけではいまいち感動できませんでした。普通の「いい話」だったなぁという印象です。あすなろセレクション 木を植えた男posted with ヨメレバジャン ジオノ あすなろ書房 2015-10-31AmazonKindle楽天ブックス楽天kobo
小説 「アリソン」 時雨沢恵一 星3つ
第1巻1-1.アリソン「キノの旅」シリーズで有名な時雨沢恵一さんの作品で、後続のシリーズ作品群と合わせて「一つの大陸の物語シリーズ」と呼ばれています。戦闘機が出始めごろの時代における架空の大陸を舞台に、孤児院育ちの青年男女が国を跨いで活躍する冒険活劇、というなかなか珍しいジャンル。「剣と魔法」ならぬ「銃と戦闘機のファンタジー」という形容が相応しいかもしれません。深い感動、というわけにはいきませんでしたが、ライトノベルというよりは往年の児童向けファンタジーを思い起こさせるポップな文体でスラスラ読むことができました。
小説 「夜間飛行」 サン・テグジュペリ 星3つ
1. 夜間飛行「星の王子さま」で有名なサン・テグジュペリの作品。飛行機乗りだった当人にとっては、こちらこそまさに本職の小説でしょう。過酷な任務に挑戦する男たちが時代の新境地を拓いていく様子。それが淡々とした筆致で、しかし、情熱的に叙述されるのは見事でした。夜間飛行 (新潮文庫)posted with ヨメレバサン=テグジュペリ 新潮社 1956-02-22AmazonKindle楽天ブックス
小説 「少女には向かない職業」 桜庭一樹 星2つ
1. 少女には向かない職業直木賞作家、桜庭一樹さんの作品です。彼女の作品の中ではややマイナーでしょうか。東京創元社の本というのも珍しい気がします。内容としては初期の桜庭さんが得意な少女モノですが、ポップな文体と切なく陰惨な心情・情景描写が読ませます。ただ、ストーリーにはかなり疑問が残り、すっきりとした読後感とはいきませんでした。少女には向かない職業 (創元推理文庫)posted with ヨメレバ桜庭 一樹 東京創元社 2007-12-23AmazonKindle楽天ブックス楽天kobo