小説 「1984年」 ジョージ・オーウェル 星3つ
1. 1984年全体主義への警鐘を鳴らす、言わずと知れた有名小説です。不安定な政治状況から近年でもアメリカなどを中心に売り上げを再び伸ばしています。テレスクリーンによる監視や、思考の「幅」を狭める新言語ニュースピーク、「憎悪時間」など、全体主義体制が到る悲惨な政治的状況をこれでもかと描く力の鋭さ・強さにおいては文句のつけようがありませんが、小説としてのストーリーにはやや凡庸な面もあり、評価に迷う作品です。一九八四年 (ハヤカワepi文庫)posted with ヨメレバジョージ・オーウェル 早川書房 2009-07-18AmazonKindle楽天ブックス
2018.01.14
☆☆☆(小説)ジョージ・オーウェル