映画/アニメ

スポンサーリンク
☆(映画/アニメ)

映画 「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」 監督:岩井俊二 星1つ

1. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?以前に記事を書いたアニメーション映画の原作です。岩井俊二監督の名声を一気に押し上げた作品で、現在でも映画ファンには人気があるようです。綺麗な映画ではあるのですが、ストーリーがあやふやで、玄人向けすぎる作品という印象でした。打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? posted with カエレバREMEDIOS ビデオメーカー 1999-08-07Amazon楽天市場
コードギアス 反逆のルルーシュ

アニメ 「コードギアス 反逆のルルーシュ」 監督:谷口悟朗 星2つ

1.コードギアス 反逆のルルーシュ2006年から放送されていたサンライズ制作のアニメ。その人気ゆえ、2017年から2018年にかけては総集編映画も上映されることになっています。真に迫る名作には程遠いですが、エンターテイメントとして、「人気の出る要素を人気の出るように組み合わせる」ことに成功したアニメだといえます。2. あらすじ神聖ブリタニア帝国に支配されている、日本列島が舞台。日本は神聖ブリタニア帝国の植民地「エリア11」となっており、旧日本人は「イレブン」と呼ばれ蔑まれていた。そんなある日、日本に住むブリタニア人高校生であるルルーシュ・ランペルージは緑色の髪を持った少女と出会う。彼女はC.C.と名乗った。そして、その少女はルルーシュに「絶対遵守」の力を授ける。それは、目を合わせた相手を完全に服従させる能力。実はブリタニアの皇族であり、わけあってブリタニアを憎んでいたルルーシュ。彼はこの力を使い、ブリタニアへの反逆を開始するのだった。3. 感想実は皇族、女性にモテる、頭が切れる戦略家、心くすぐられるアクション、キザな台詞。主人公の設定はまさに男性が自己投影したくなるように作られており、...
☆☆☆(映画/アニメ)

アニメ映画 「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」 監督:押井守 星3つ

1. うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーアニメ界・SF界では知る人ぞ知る名作。このように申し上げるとその界隈には怒られそうですが、世間的認知度はそんなものでしょう。内容としても、まさに先駆的・実験的というべき作品で、面白いかどうかはともかく、「ここから始まったんだ......」という気持ちにさせられる映画でした。うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーposted with カエレバ平野文 (C)1984東宝(C)高橋留美子/小学館 2015-07-01Amazon楽天市場
スポンサーリンク
ユーリ!!! on Ice

「ユーリ!!! on Ice」山本沙代 評価:2点|リアルな試合描写が光るBL寄りのフィギュアスケートアニメ【テレビアニメ】

男子フィギュアスケートを題材にしたオリジナルアニメ。海外の有名スケーターにも注目されておりました。いわゆるBL的な描写はやや食傷気味でしたが、ほとんど全編をスケートの場面に費やす構成は思い切ったもので、良い効果を発揮していると感じました。あらすじ主人公、勝生勇利(かつき ゆうり)はフィギュアスケートの特別強化選手。しかし、シニア5年目のシーズン、初グランプリファイナルで大敗を喫してしまう。失意のまま実家のある長谷津に戻る勇利。大学を卒業したこの年、現役続行か否か悩んでいた。そんなとき、ネットにアップロードされた勇利の動画を見て、勇利に興味を抱き始めた人間がいた。その名はヴィクトル・ニキフォロフ。世界選手権5連覇を果たし、なおもフィギュアスケートの歴史を変え続けるロシアの選手。ひょんなことからヴィクトルが勇利のコーチになることが決まり、勇利は進退を賭けたシーズンに挑む。そして、このヴィクトルと勇利の出会いが、勇利の運命を大きく変えていくことになる。感想大筋のストーリーは勇利が日本の地方大会からグランプリファイナルまでを勝ち進んでいくだけで、大きな捻りがあったりするわけではありません。心理...
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」 新房昭之 評価:1点|青春恋愛SF要素をそれっぽく詰め合わせただけの意味不明作品【アニメ映画】

1993年に岩井俊二監督が手掛けた同名テレビドラマを原作としたアニメ映画。広瀬すず、菅田将暉、松たか子と、有名女優・俳優が声優として起用されています。宣伝を含め、出版社やテレビ局が本腰を入れて予算を投入したのは分かるのですが、結果的に意味不明という評価を受けても仕方がない作品になってしまったと思います。あらすじとある海辺の町に暮らす中学一年生、島田典道(しまだ のりみち)。夏休みの登校日、クラスメイトの男子達は「花火は横から見たら丸いのか、平べったいのか」という話題で盛り上がっていた。そう、この日はお祭りで打ち上げ花火が上がる日でもあった。そんな中、典道はクラスメイトの女子である及川なずな(おいかわ なずな)から「かけおち」に誘われる。しかし、これは典道が導いた結果だった。当初、なずなは典道の友人である安曇祐介(あずみ ゆうすけ)を誘っていたのだが、典道は手に入れた「もしも」の力で運命を変えたのである。母親の再婚に伴う引っ越しに抵抗したいなずな。典道となずなは逃避行のなかで何度も両親や友人に捕まってしまうが、そのたびに「もしも」を使ってやり直す。そして、やり直すたびに歪になり、現実感を...
きみの声をとどけたい

アニメ映画 「きみの声をとどけたい」 監督:伊藤尚住 星1つ

1. きみの声をとどけたい「キミコエ・オーディション」という新人声優発掘企画から生まれた映画。メインキャラクター7人のうち6人をオーディションに合格した新人声優が務めます。「湘南でミニFMラジオ」というテーマや絵柄からして、食傷萌えアニメではなく正統派のストーリーアニメかと期待したのですが、なんというかその中間の、どっちつかずで魅力に乏しい作品でした。きみの声をとどけたい 通常版 posted with カエレバ片平美那 KADOKAWA / 角川書店 2018-05-25Amazon楽天市場
RWBY

【RWBY】日本アニメへのリスペクトに溢れるアメリカ産バトルアクションファンタジー 評価:3点【モンティ・オウム】

Volume1(第1期)の感想1. RWBY volume1Rooster Teethというアメリカのアニメーション制作会社による3DCGアニメ。2017年7月から日本の地上波でもダイジェスト版が放送されており、10月には映画も公開されます。日本風のキャラクター造形とアメリカタッチな掛け合い、そして華麗なアクションの組み合わせが妙味となって視聴者を楽しませてくれるアニメーション作品でした。RWBY Volume1<通常版> posted with カエレバ早見沙織 ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント 2015-12-09Amazon楽天市場 
メアリと魔女の花

アニメ映画 「メアリと魔女の花」 監督:米林昌弘 星2つ

1. メアリと魔女の花スタジオジブリ出身で、新しくスタジオポノックを立ち上げた米林昌弘監督の作品。ジブリでは「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」を監督しています。スタジオポノックの初作品ですが、巷で言われているジェネリックジブリという評判通りの、無難でそこそこ楽しめる作品でした。メアリと魔女の花 posted with カエレバ杉咲花 ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 2018-03-20Amazon楽天市場
櫻の園

映画 「櫻の園」 監督:中原俊 星1つ

1. 櫻の園1990年製作の映画で、その年のキネマ旬報ベスト・ワンに輝いた作品。原作は吉田秋生さんの同名漫画です。女子高の演劇部における人間関係や心理が主題ですが、一言で言い表すならば「雰囲気」の作品。ストーリーを重視したい私の趣味ではありませんでした。櫻の園【HDリマスター版】 posted with カエレバ中島ひろ子 オデッサ・エンタテインメント 2012-03-30Amazon楽天市場 
僕らのウォーゲーム

「ぼくらのウォーゲーム!」細田守 評価:3点|情熱と技巧と夏の切なさが詰め込まれたデジモン映画の佳作【アニメ映画】

人気シリーズ「デジモンアドベンチャー」の映画2作目。いまでは著名となった細田監督が指揮した作品です。アニメファンからの高評価を聞いて試聴してみましたが、40分と短い中で冒険アニメの良さを存分に引き出した作品だと感じました。あらすじデジモンたちと別れ、それぞれの生活を楽しむ太一たち。しかし、西暦2000年の春休み、ネット上で生まれた新種デジモンがまたたく間に進化。NTTからアメリカの軍事機関まで、ありとあらゆる場所を侵食していった。このデジモンの暴走を止めるため、パートナーのデジモンたちと一緒に再び戦いへと身を投じる太一たち。あまりにも凶悪なデジモンとの戦いは熾烈を極め、そしてついに、謎の新種ポケモンは核ミサイルを発射させてしまう。ミサイルが着弾されるまでの時間は10分間。太一たちは世界を救うことはできるのだろうか......。感想非常に巧妙で感動的な映画でした。「大量に送られてくる応援の名を借りた迷惑メール」を最後に武器として活かす展開は意外性がありながら少年向けアニメの王道でもあって胸を打たれます。また、空と太一の関係性も絶妙。アニメの趣旨を理解した、恋愛をバトルに持ち込ませないよう...
夜明け告げるルーの唄

【音楽の映える青春アニメ】映画「夜明け告げるルーの唄」湯浅政明 評価3点【アニメ映画】

あらすじ舞台は田舎の港町、日無町。主人公のカイは音楽以外にハマるものはなく、無気力な生活を送っていた。そんなある日、動画投稿サイトに自らが打ち込んだ音楽をアップしたことをきっかけに、カイは同級生である遊歩と国夫のバンド「セイレーン」に誘われる。バンドの練習の帰り道、密漁を行う青年二人に襲われかけたところを、カイたちは人魚の少女ルーに助けられる。音楽を通じた交流により打ち解け合っていくカイとルー。町の人々にも好意的の受け入れられていくルーの存在だが、ある日、町おこしのためにルーを使うことが企画され……。悩みを抱える少年少女と小さな人魚の、町を巻き込んだひと夏の物語。感想序盤からこんなにもぐいぐいと引き込まれる映画は久しぶりでした。フラッシュアニメーションによる独特の絵柄がかえってリアル感を増していて、いわゆる「アニメ絵」とは一線を画す表現に生々しさがあります。テンポもたいへん良いものながら展開にも無理がなく、ルーがクーラーボックスを飛び出して砂浜で踊るシーンあたりまでは傑作だと信じて疑いませんでした。しかし、その後はやや冗長。人間の「恐ろしさ」を感じたルーの混乱と、それを助けようと町に乗...
街の灯

「街の灯」チャールズ・チャップリン 評価:2点|切ないラストシーンが印象的なチャップリンの代表作【コメディ映画】

1931年に発表された映画で、映画好きの間では定番の作品だそうです。チャップリンの代表作の一つということで見てみました。筋書きは面白いのですが、やはり全体的に表現が冗長だと感じます。あらすじチャップリン扮する浮浪者の男は、おふざけばかりの生活で日常を過ごしていた。そんな男はある日、花売りの少女に一目惚れしてしまう。本来ならば見込みがない恋だが、花売りの少女は盲目であり、ひょんなことから男のことを別の大金持ちと取り違えてしまう。貧しい盲目の女性に献身しようと男は身を粉にして働くようになるのだが、男は大富豪の家に入った強盗として逮捕されてしまい.......感想もうちょっと圧縮できるのに、というのが正直な感想です。テンポの良い現代の作品と比べてしまうとかなり冗長に感じてしまいます。各コメディシーンも、当時は斬新だったのかもしれませんが、いまとなってはややグダグダ感があり、一般の視聴には堪えないでしょう。映画好きは細かいところをいろいろ褒めるのかもしれませんが、フィクション作品である以上、気づかれなければ存在しないことと同じです。ただ、ラストシーンはやはりジーンときました。短い「You?」の...
千年女優

「千年女優」今敏 評価:2点|大女優が歩んだ数奇で大胆な人生の記録【アニメ映画】

「パプリカ」等を手掛け、アニメーション映画界では著名な今敏監督の作品。込み入った手法は面白く、オタク受けする作品であることは間違いないでしょう。しかし、単純なエンターテイメント性には欠けるうえ、人生の深さを描くという純文学的な意味でも曖昧に過ぎ、相当程度オタク的な「解釈」なしに楽しめる作品ではなかった点が残念。テンポの良さや映像美は高品質ですが、テーマや脚本も含めた映画作品としての総合評価としては凡庸な作品だったという印象です。あらすじ真夏の山道を歩くのは映画制作会社社長の立花源也と、カメラマンの井田恭二。彼らは山奥にある藤原千代子の家を訪れようとしているのだった。藤原千代子という女優。既に引退してから長い時間が経っているものの、日本映画界を支えてきた名女優としての名声は計り知れない人物である。インタビューの冒頭、立花は千代子に「鍵」を手渡す。それは千代子が長年大事にしてきた「鍵」であり、千代子の人生に大きな影響をもたらしてきた「鍵」だった。立花から渡された「鍵」をきっかけに、千代子は自分の人生を語りだす。数奇な運命を辿った大女優の人生とは.......。感想ストーリーの入れ子構造や、...
スポンサーリンク