小説 「鏡の国のアリス」 ルイス・キャロル 星2つ
1. 鏡の国のアリス 「不思議の国のアリス」に並ぶルイス・キャロルの代表作。「不思議の国のアリス」については以前に記事を書きましたが、その続編たる本作も面白おかしいナンセンスジョークに満ちています。 感想としてはほとんど「不思議の国のアリス」と同じなのですが、社会風刺が多かった印象の前作と比べ、こちらは純粋なジョークに特化している印象です。アリスと登場人物たちとの滑稽なやりとりはそれそのものの面白さもさることながら、数々の作品の「引用元」になっていることに思いを馳せながら読むと興味深いものです。 鏡の国のアリス (角川文庫) posted with ヨメレバ ルイス・キャロル 角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-02-25 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo