古橋秀之

古橋秀之

小説 「冬の巨人」 古橋秀之 星1つ

1. 冬の巨人 「ブラックロッド」で第2回電撃ゲーム小説大賞を受賞してデビューした、古き良きライトノベル作家である古橋秀之さんの作品。その人気は根強く、2007年に徳間デュアル文庫から刊行されたのち、2014年に富士見L文庫から新装版が発売されております。 フジテレビの「世にも奇妙な物語」で映像化もされた、「ある日、爆弾が落ちてきて」と並ぶ著者の代表作といえるでしょう。 そんな「冬の巨人」ですが、全体的な感想としては、あっさりし過ぎ、薄味すぎといったところです。冒険ものSFファンタジーの定番要素がこれでもかと並べ立てられるのですが、それぞれの掘り下げ方があまりにも浅く、良い意味で心に引っかかるところが何もないからこそすらすらと読めていける作品になってしまっています。 2. あらすじ どこまでも極寒の雪原が広がる世界で、黒い塔のような巨人が背を曲げて歩き続けている。 そんな異形の巨人"ミール"の背の上に、人間たちは都市を築いて生活していた。 主人公であるオーリャも都市の住民であり、神学院でディエーニン教授の助手を務めることで生計を立てて...
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