2017-03

☆☆(小説)

小説 「イワンのばか」 トルストイ 星2つ

1. イワンのばか 「戦争と平和」「アンナ・カレーリナ」等の作品で有名なロシアの文豪トルストイの寓話。 富を求めることや暴力に疑義を呈し、素朴な信仰に基づく生活がよいという直截なメッセージはわからなくもないですが、なにぶん、...
☆☆☆(小説)

小説 「O・ヘンリ短編集(三)」 O・ヘンリ 星3つ

1. O・ヘンリ短編集(三) ウィットに富んだ物語で読者をひきつけるアメリカの作家、O・ヘンリの作品集その3です。その2の感想はこちら。 前2巻に比べるとやや威力は落ちるものの、それでも作品から漂う風格と哀愁にはただならぬものがありま...
経済・金融・経営・会計

新書 「組織の限界」 ケネス・J・アロー 星3つ

1.組織の限界 ノーベル経済学賞を受賞し、「アローの不可能性定理」等で著名な経済学者、ケネス・アロー氏の講演集です。もともと岩波から出ていたのですが、このたび筑摩書房から復刊ということで読んでみました。 現代の政治・経済学が取り組んでいる...
☆☆(小説)

小説 「雪国」 川端康成 星2つ

1. 雪国 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」非常に有名な一文から始まる、川端康成の長編代表作です。 繊細で心震える省略美、たおやかな視点と形容。それらの評価が高いのは分かりますが、どちらかというとストーリーに感動するタイプなの...
桜庭一樹

小説 「少女には向かない職業」 桜庭一樹 星2つ

1. 少女には向かない職業 直木賞作家、桜庭一樹さんの作品です。彼女の作品の中ではややマイナーでしょうか。東京創元社の本というのも珍しい気がします。 内容としては初期の桜庭さんが得意な少女モノですが、ポップな文体と切なく陰惨な心情・...
カフカ

小説 「変身」 カフカ 星2つ

1. 変身 「審判」「城」などでも有名なフランツ・カフカの作品です。 降りかかる不条理に対して主人公が何を思い、どう行動するか。そして、それを取り巻く家族の反応とその悲しい結末。そのような描写は鋭くかつユーモアに富んでおり、文学界に新風を...
☆☆(小説)

小説 「センセイの鞄」 川上弘美 星2つ

1. センセイの鞄 芥川賞作家、川上弘美さんのベストセラー小説です。谷崎潤一郎賞を受賞した「純文学」なのですが、異例なほど売れた作品。小泉今日子さん主演で映画化もされています。 大人の恋のなかにある淡くて切ない心境に感動できる一方、登場人...
☆☆☆(小説)

小説 「異邦人」 カミュ 星3つ

1. 異邦人 ノーベル賞作家、アルベール・カミュの代表作です。面白いと思う人とつまらないと思う人が分かれる作品ですが、私は好みです。 「当り前の感情を持つ」という、広く信仰されているに過ぎない「常識」が、まるで「道徳・正義」のように...
☆☆(小説)

小説 「伊豆の踊子」 川端康成 星2つ

1. 伊豆の踊子 前置きはいらないほどの有名作品、「伊豆の踊子」です。吉永小百合さんや山口百恵さんの映画でも知られていると思います。 確かに、描写の美しさ、特にいきいきとした踊子の様子には感動がありますが、物語として含蓄や面白さがあ...
山田詠美

小説 「ぼくは勉強ができない」 山田詠美 星2つ 

1. ぼくは勉強ができない 「新潮文庫の100冊」の常連であることからも知っている人が多いのではないでしょうか。 文藝賞でのデビュー以来、直木賞、谷崎潤一郎賞、川端康成賞などを受賞し、純文学とエンターテイメントの両方で活躍する作家、 山田...
げんしけん

漫画 「げんしけん」 木尾士目 星2つ

1. げんしけん 2000年代前半、当時隆盛の兆しを見せ始めていた「オタク文化」に焦点をあてたことから注目された漫画です。 大学のいわゆる「オタサー」を最初に描いた作品ともいえ、そのリアルな「オタク感」からにじみ出る独特の雰囲気は確かに異色...
ラフ

漫画 「ラフ」 あだち充 星2つ

1. ラフ 「タッチ」「みゆき」等で有名なあだち充さんの作品。 高校水泳部を舞台にしていますが、ストーリー展開はいつものあだち充パターンが全開。スポーツのできる主人公。訳ありな関係の幼馴染。立ちはだかるライバル。そして誰かが死ぬ(も...
坂道のアポロン

漫画 「坂道のアポロン」 小玉ユキ 星2つ 

1. 坂道のアポロン 「このマンガがすごい! 2009」オンナ編で1位となり、アニメ化もされた本作。 ジャズという珍しいテーマと、1960年代という時代設定は確かに面白いと思いました。ただ、ストーリーに捻りがないのは非常に残念。ベタ展開に...
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