寺で育ち、学問に対して実直で己に厳しい。そんなKは「先生」のようなちゃらんぽらん学生の中にあって明治の残り香のある人物として描かれています。
彼が自身の犯した罪、自分自身に誠実でなく道から外れてしまったという罪において自決する。
この事件もまた、新時代人になりかけていた「先生」を明治の精神に引き戻し、少なくとも死んだように生きることを決意させたのでしょう。
旧時代と新時代の感覚のあいだで揺れ動く世代というのはいつだって存在するもので、それこそ、いまの30代~40代には心にひっかかる箇所ではないでしょうか。
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