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【政治学】おすすめ政治学本(政治過程論)ランキングベスト3【オールタイムベスト】

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政治学
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第2位 「現代日本の政党政治」濱本真輔

中選挙区制から小選挙区比例代表制への歴史的移行を果たした1990年代の政治制度改革。

そんな政治制度改革が政党や政治家の行動にどのような影響を与えたのか(与え続けているのか)を検証した学術書となっております。

中選挙区制の結果として生じていた派閥中心人事や族議員化、利益団体の強い影響は果たして取り除かれたのか。

そして、政党という塊中心の政治体制への移行はどの程度達成され、どの程度未達であるのか。

それらが統計的に分析されており、現時点における政治制度改革の成果を総決算した書籍としては最上の質を誇っております。

学術書だけあって、読みこなすには政治学についての前提知識が少しばかり必要とされますが、手前味噌ながら本ブログの本書感想記事をご覧頂くとそのあたりも補いながら読み進められると思います。

政治学についての知識をある程度有していて、学問としての本格的な政治学本を読みたい方には是非、お薦めしたい一冊です。

・感想記事はこちら

【選挙制度改革を検証する】教養書「現代日本の政党政治」濱本真輔 評価:4点【政治学】
大阪大学准教授の濱本真輔さんによる著作で、専門的な内容がふんだんに盛り込まれたいわゆる学術書にあたる本です。その内容は、小選挙区比例代表制への移行を中心とした、1990年代の政治改革の効果を検証するというもの。二大政党制を志向し、派閥を中心とした分権的党内調整によってではなく、首相や党執行部による政策決定を目指した政治改革の現時点までの経過と結果が様々な観点から論じられております。全体的にやや散漫で決定的なことが書いていない(導出できていない)なと思う部分もありましたが、政党を取り巻く制度が各アクター(特に政治家)をどう動かすのかという視点に興味のある方で、ある程度、政治学について下積み的知識がある方にとっては面白く読める本だと感じました。目次序章 本書の目的第1章 選挙制度改革と現代日本の政党政治第2章 議員、政党組織、政党政治第3章 小選挙区比例代表並立制の定着第4章 政党中心の選挙環境への変容第5章 個人中心の選挙区活動、選挙運動の持続第6章 族議員の変容第7章 分権的政党内制度の変容と持続第8章 事後調整型政党政治の持続第9章 執行部主導型党内統治への変容終章 選挙制度改革は何...
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明日も物語に魅せられて

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