加えて、「マドカ」という女性に対するアプローチしか記載されていないこともネックでしょう。
現実には様々なタイプの女性が存在し、出会う場所や食事を摂る場所、デートに行く場所、会話における話題も様々になります。
様々な女性のタイプやシチュエーションに対応している本ではないという点が「この本さえ読んでおけば」感を削いでいるように思います。
そして、本書に説得されきらない第二の理由は「根拠がない」ことです。
本書における恋愛テクニックの紹介は、ただひたすら「AすればBという結果になります」という「行動と結果」の羅列ばかりになっております。
根拠を述べようとしていても「心理学的にそう決まっているからです/女性はそういうものだからです」的な言説までの説明に終始するばかり。
少なくとも、心理学を深堀した内容にはなっておりません。
(リトマス試験紙は水溶液が酸性なら赤色になり、アルカリ性なら青色になります、で終わるような感じです。こんな説明では、リトマス試験紙や酸性/アルカリ性水溶液の化学的特性を理解することはできませんよね)
そんな説明では確信を得られないという人は多いと思いますし、書物の完成度としては低いと見做さざるをえません。
(ただ、ぐちゃぐちゃ言ってないで、実行して失敗して反省してもう一回実行しろ、という説教は理解できます。書評なので上述したような評論をしておりますが、現実を上手く生きるコツは何事もひたすら実行でレベルを上げていくことだとも思います)
最後に、本書の実用性とは関係がないのですが、紹介されている技術には聞き覚えがあるものも多く、雑学本としても新鮮な驚き(こんな手法があるのかという驚き)に欠ける側面がありました。
(例えば「ほんまでっかTV」で過去に放送されていたような内容 。隣席の人とは意見が合いやすい等)
結論
少し期待外れだったというのが正直なところです。
知識の羅列やご都合主義的なシミュレーションに終始するだけでなく、もっとテクニックの意味や使い方について深掘りしていれば面白い本になりそうなだけに残念。
恋愛の技術を向上させたい人にとって役に立ちそうな箇所は存在しており、それでいて大きな欠点(まったく意味不明な箇所など)もないので1点とはしませんが、2点(平均的な本)という評価が妥当でしょう。
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