「勝っている投資家はみんな知っているチャート分析」福島理 評価:1点|本当に何も知らない初心者向けのチャート解説本【資産運用】
大手ネット証券会社マネックス証券のアナリストである福島理氏の著書。株式投資の世界においては、各企業の業績や周辺環境から株価の割安/割高を判断するファンダメンタル分析と、株価そのものの推移傾向から将来の値動きを予想するチャート分析という、大きく分けて2つの分析手法があり、本書は後者の入門本という位置づけです。もちろん、入門本なのですから、一から説明するという趣旨は分かります。しかし、本書の説明はあまりにも形式的であり、インターネットで簡単に手に入る情報しか紹介されてないうえ、その内容が劇的に分かりやすかったりするわけでもありません。おまけ程度についている各章僅か数ページずつの漫画もいまいちチャートとの関連性が分かりづらく、あまり理解の助けになっていないという印象。投資ブームに乗っかっただけの著作だと感じました。目次Part1 過去の高値と安値Part2 ローソク足Part3 トレンドラインPart4 チャートパターンPart5 移動平均線Part6 MACDPart7 ボリンジャーバンドPart8 一目均衡表Part9 RSIPart10 フィボナッチ感想株式投資の経験がある人ならば、目...
2021.12.04
経済・金融・経営・会計・統計作品の感想☆(教養書)