【純文学】おすすめ純文学小説ランキングベスト5【オールタイムベスト】
本ブログで紹介した純文学小説の中からベスト5を選んで掲載しています。 「純文学」の定義は百家争鳴でありますが、本記事では、社会や人間について深く考えさせられる作品や、人間関係の機微を描いた作品、という緩い定義のもとでランキングを作成いたしました。 第5位 「老人と海」アーネスト・ヘミングウェイ 【老漁師と巨大魚の対決 武骨な冒険小説】 かつては名を馳せたものの、いまや衰えの激しい老漁師サンチャゴが主人公。 数ヶ月もの不漁に悩むサンチャゴが、それでもめげずに出漁すると、その釣針に巨大なカジキマグロが食らいつく。 一世一代の大勝負。勝つのはサンチャゴか、カジキマグロか、という物語です。 潮風と太陽、大海原を描く雄大な自然描写と、力と力・技と技がぶつかり合う人間対巨大魚の対決描写に圧倒されます。 また、後半3分の1ほどは勝負が終わったあとの物語となっており、あっと驚く展開と哀愁漂う感動のエンディングが待っています。 情熱とは何か、栄光とは何か、誇りとは何か、人生とは何か。 それらを描ききった不朽の冒険小説。 永遠の古...