古典芸能

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人生で初めて落語鑑賞に行き、芸術家として生きる人生に憧れを感じた話

「天満天神繁盛亭」という落語の定席に、人生で初めて落語鑑賞に行きました。 大阪にある唯一の落語定席(定例公演を行う施設)らしく、2006年に本施設が開園するまで60年以上ものあいだ大阪には落語の定席がなかったそうです。 毎日、朝・昼・夜に分かれて落語の公演があり、私が鑑賞したのはある日の昼席でした。 「平林」「尻餅」「河豚鍋」という三つの古典落語に加え、歌謡ショーと紙芝居、最後に現代を舞台にした新作落語が披露されました。 私にあまり落語の素養がないからか、十分に楽しめたかと問われれば微妙なところです。 (前説的な役割の方が「笑ってあげてください」のようなお願いを最初にするのは逆にしらけるからやめた方がよいのではないかと思いましたが、それだけ「落語」というものがもう誰にも笑えない演目になってしまっているのかもしれません) そんな「笑い」のない落語鑑賞でしたが、「天満天神繁盛亭」を去る私の胸には大きな感傷が残っておりました。 落語鑑賞を行ったのは日曜日だったので、翌日は「仕事」に行かなければなりません、 それなりにプレッシャーのある、それで...
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【娯楽雑記】生配信スタイルのVtuberは落語の正統後継者であり、人気を得るのは当然だと思う

「雑談」だけで1億円? 日経新聞の「雑談で1億円」という見出しは煽りも込みなのでしょうが、特に人気有名Vtuberたちが配信で行う「雑談」が辞書的な意味での単なる「雑談」でないのはVtuber視聴者であれば了解済みのことと思います。 彼/彼女たちは予め話題を用意し、その話題をどう料理していくかを考え、人によってはリスナーの反応まで先読みして応答を考えているでしょう。 「雑談」配信すら作りこまれたネタであり、純粋な「雑談」とは似て非なるものです。 まるで雑談をするかのように、作りこまれたネタを話す。 そのスタイルはまさに、落語と同じだと言えるでしょう。 雑談配信に限らず、例えばゲーム配信でも同じことです。 同じネタ(ゲーム等)をプレイしていても、演者によって全く違う配信になるという側面も落語に似ていますし、その日の客層や客席の反応を見て柔軟に演じ方を変えていくのも同じ。 しかも、自分自身としてではなく、架空のキャラクターになりきって演じるという点も同じです。 加えて、その架空のキャラクターの設定としての個性と、演者の個性...
田辺聖子

「絵草紙 源氏物語」田辺聖子 評価:3点|美貌の貴公子に篭絡されていく女性たちを描いた平安女流文学【古典文学】

芥川賞作家である田辺聖子さんが訳し、絵草子画家として著名な岡田嘉夫さんの美麗な挿絵が多数掲載された作品。 ダイジェスト版の源氏物語が読みやすい訳で収録されており、手に取りやすい日本文学の古典となっております。 1984年の出版ですが、むしろ現代語訳としても全く古びておらず、近年の過度に崩した訳などよりはよほど読書に値するもので、源氏物語の耽美な世界を気軽に堪能するにはうってつけでしょう。 あらすじ 帝は妻の一人である桐壺更衣を溺愛するが、更衣がそれほど高い身分の出身でなかったために、生まれてきた息子は臣籍降下させられてしまう。 その息子の名前は光源氏。 世の人が賛美するほど美しい青年に育った源氏だが、妻として迎えた葵の上は堅物の貴婦人で満足できない。 世の魅力的な女性たちへの恋心を抑えられない源氏は、今日も閨へと忍び込む......。 感想 古文の授業では文法を理解する必要があって小難しい印象がある作品ですが、小説家が現代語訳しただけあって、本書はさらさらと読みやすく楽しめる商品になっております。 いかにも「平安時代...
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