「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 2015」橘玲 評価:2点|サラリーマンはコスパが悪い【資産運用】
経済や金融に造詣がある作家として活躍している橘玲さんの著作。2002年に発売された本書は内容の画期性からベストセラーかつロングセラーとなり、「2015」や「新版」という形で改訂されながら今日でも読まれています。その内容は、資産形成を行って蓄財し、サラリーマンとしてでなくフリーランス、あるいはマイクロ法人の社長になることで徹底して節税しつつ有利に融資を得てさらに投資をしろ、というもの。当時としては斬新だったかもしれませんが、投資や節約についての情報が氾濫している現代においては凡作になってしまったかな、というのが個人的な感想です。目次Prologue 1995-2014PART1 人生を最適設計する資産運用の知識PART2 人生を最適設計するマイクロ法人の知識PART3 人生を最適設計する働き方感想Part1では、サラリーマンがなんとかお金持ちになる方法として、住居費と生命保険費用の見直しを中心とした節約と、投資の重要性が説かれます。とはいえ、インデックス投資でガンガン積み立てろ、というスタンスではないところに著者の新参者ではない感があります。20年近く下がり続けた日経平均株価の例や、IT...
2021.12.04
生き方・自己啓発経済・金融・経営・会計・統計☆☆(教養書)作品の感想