【メディア論】おすすめメディア論雑記3選【雑記まとめ】
映像作品タイトル「な」行
【青春学園】テレビドラマ 「野ブタ。をプロデュース」 監督:釼持誠 星2つ
1. 野ブタ。をプロデュース2005年に放送され、大ヒットした学園ドラマ。亀梨和也さんと山下智久さんのダブル主演に加え、いまはもう芸能界を引退した堀北真希さんがヒロインを務めておりました。主演の二人が歌う主題歌「青春アミーゴ」が200万枚以上を売り上げ、甲子園の入場曲になるなど、まさに社会的インパクトがあったドラマです。その人気は現在も衰えることなく、2020年には特別編の再放送があり、話題となりました。そんな本作ですが、さすがに大人になってから見返すと痛々しくて見ていられないような場面や演出も多く、第2話までの鑑賞が限界でした。しかし、寒いノリだけに頼った凡百のドラマとは違い、確かに大ヒットドラマになるべきだと思わされるような深い要素も多く、語るべき側面がある作品であるとも感じられました。2. あらすじ主人公は高校2年生の桐谷修二(きりたに しゅうじ)。明るい性格でクラスの人気者だが、それは彼自身が演じている虚像に過ぎない。彼の本当の性格は、計算高い冷徹漢。常にゲーム感覚で生きており、教室での人間関係や自分自身のイメージも打算によって作り上げている。そんなある日、修二の所属する2年B...
アニメ映画 「茄子 スーツケースの渡り鳥」 監督:高坂希太郎 星2つ
1. 茄子 スーツケースの渡り鳥自転車競技を題材とした2007年公開のアニメーション映画で、以前に本ブログでも紹介した「茄子 アンダルシアの夏」の続編となっております。監督は前作と同じく高坂希太郎さん。スタジオジブリのスタッフとして数々の有名作品に参加されております。「茄子 アンダルシアの夏」の感想はこちら。舞台をスペインのアンダルシアから日本へと変えた本作ですが、様々な意味で前作よりしぼんでしまった印象です。手軽に見られる娯楽作品ではありますが、インスタントな楽しみの後に残る感慨は少なく、あまりにも「重み」に欠けていると感じました。2. あらすじグランツール(三大大会)の一つであるブエルタ・ア・エスパーニャを制したペペ・ベネンヘリはチーム「パオパオビール」の一員として戦歴を重ね、ブエルタ・ア・エスパーニャ以降優勝こそないものの各大会で上位に入ることで順調にポイントを獲得していた。そんなペペたち「パオパオビール」が次なる参加大会として選んだのが、栃木県で開催されるジャパンカップ。スーツケースを手に飛行機で日本へと渡った一行だが、実は渡航直前にロードレース界ではある事件が起きていた。それ...
アニメ映画 「茄子 アンダルシアの夏」 監督:高坂希太郎 星3つ
1. 茄子 アンダルシアの夏自転車競技を題材にした珍しいアニメ映画で、スタジオジブリ作品のスタッフに原画や作画関連で名を連ねることが多い高坂希太郎さんが監督。近年では人気の児童小説「若おかみは小学生」の映画版でメガホンを取っています。また、以前に本ブログで紹介した「王立宇宙軍 オネアミスの翼」でも原画を務めるなど、アニメ映画界の中心的人物の一人だと言えるでしょう。本人も大の自転車好きということが本作をつくるきっかけとなったようです。映画といっても45分という短時間の作品なのですが、人間の情熱を描いた王道の作品で、テンポも小気味よく飽きさせません。深みという点においては居並ぶ名作たちと比較すると一歩劣りますが、佳作という評価がぴったりの映画だと思います。茄子 アンダルシアの夏posted with カエレバ大泉洋 (C)2003「茄子アンダルシアの夏」製作委員会Amazon楽天市場
「虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜」宇田鋼之介 評価:2点|AI搭載の転校生がもたらす波乱万丈の青春学園物語【アニメ映画】
川口雅幸さんの同名小説を映画化した作品。子供向けアニメシリーズの映画化以外ではアニメ映画がまだ珍しかった2012年の公開作品です。挑戦的な作画とテーマで挑んでいるからか、興行的には振るいませんでした。個人的にはそういった挑戦的な部分はかなり気に入ったのですが、いかんせん物語の進行や小道具の使い方が拙く感じました。特にラストシーンは全てをぶち壊すような酷い出来で、これさえなんとかすればもう少し良い評判を得られたのではと思います。あらすじ小学6年生のユウタはバスに乗り、山奥まで昆虫採集に出かける。そこで出会ったのは一人の老人。喉の渇きを訴える老人にスポーツドリンクを渡すと、彼は礼を言って去っていった。そして帰り道、突然の豪雨に襲われたユウタは途中で足を滑らせて崖から転落してしまう。転落のさなか、老人の声を聞いたユウタ。目覚めると、ユウタは無傷で高原に寝そべっていた。そこで出会ったのはさえ子という少女で、高原からは存在するはずのない村が見下ろせるのだった。後にユウタが気づくのは、その村が、現代ではダムに沈んでしまった、かつて存在した村だということ。ユウタはタイムスリップし、その村のそばに降り...
映画 「何者」 監督:三浦大輔 原作:朝井リョウ 星2つ
1.何者人気作家、朝井リョウ氏の直木賞受賞作の映画化です。就職活動をテーマに、大学生から社会人になろうとしている若者の心理を描き出した群像劇で、構成にも演出にも見どころがあると感じました。何者posted with カエレバ佐藤健 映画「何者」製作委員会 2017-05-10Amazon楽天市場