漫画

トゥーランドット

【トゥーランドット】中国を舞台にした名作オペラの漫画化 評価:2点【里中満智子】

1. トゥーランドット 有名なオペラの内容を里中満智子さんが漫画で描く「マンガ名作オペラ」シリーズの第5巻。 全巻揃えようという気はないのですが、表題作である「トゥーランドット」の筋書きが知りたくて購入しました。 18世紀に書かれた戯曲をもとに19世紀に書かれたオペラということで、いかにも「古典の短編」という印象です。 物語全体の整合性や展開の論理性よりも劇的な展開が優先されており、物語としては粗削りで洗練されていないと思われる側面が多かったのですが、オペラとはそういうものだという心持ちで見るのが正解なのでしょう。 2. あらすじ 舞台は王朝時代の北京。 皇女トゥーランドットはたいへん美しい姫だったが、彼女に求婚する者は彼女が出題する3つの問題に答えられなければ死刑になるという過酷な婚姻条件を掲げていた。 今日もまた、求婚に失敗したペルシャの王子が紫禁城の前で公開処刑にされてしまう。 その様子を見ていたのが、ダッタン国の王子カラム。 彼はトゥーランドットに見惚れ、部下の制止を振り切ってトゥーランドットに婚約を申し込む...
タッチ

漫画 「タッチ」 あだち充 星2つ

1. タッチ どんな世代も一度は耳にしたことのあるタイトルなのではないでしょうか。特徴的な主題歌と「南を甲子園に連れてって」などの印象深い台詞で有名な作品です。 往年の名作ということで期待して読んだのですが、あまり楽しめませんでした。恋愛を絡めた切なさ重視のスポーツもの、というジャンルは当時斬新だったのでしょうが、ストーリーもキャラクターもいまいちです。 タッチ (1) (小学館文庫) posted with ヨメレバ あだち 充 小学館 1999-04-01 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo
ひとりずもう

漫画 「ひとりずもう」 さくらももこ 星3つ

1. ひとりずもう 「ちびまるこちゃん」で有名なさくらももこさんが書いたエッセイのコミック版です。小学校高学年~短大での漫画家デビューまで著者の半生が描かれています。 怠惰でときに信じられないくらいクズな性格の著者に共感しつつ、夢を追いかけるときの人間の強さや、友情の尊さを感じられる作品でした。 ひとりずもう 上―漫画版 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) posted with ヨメレバ さくら ももこ 小学館 2007-04-01 Amazon Kindle
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櫻の園

漫画 「櫻の園」 吉田秋生 星2つ

1.櫻の園 「カリフォルニア物語」や「BANANA FISH」、最近だと「海街diary」で有名な吉田秋生さんの1巻完結オムニバス漫画。以前に紹介した映画「櫻の園」の原作でもあります。 表現方法や空気感は良いものがありますが、80年代の価値観を基軸に思春期の女性の葛藤を描く、というベタな内容に終始してしまっているのが辛いところです。 櫻の園 白泉社文庫 posted with ヨメレバ 吉田 秋生 白泉社 1994-12-01 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo
げんしけん

漫画 「げんしけん」 木尾士目 星2つ

1. げんしけん 2000年代前半、当時隆盛の兆しを見せ始めていた「オタク文化」に焦点をあてたことから注目された漫画です。 大学のいわゆる「オタサー」を最初に描いた作品ともいえ、そのリアルな「オタク感」からにじみ出る独特の雰囲気は確かに異色で面白いのですが、その斬新性を差し引いたときに魅力が残るかと言われればそうでもない作品でした。 げんしけん(1) (アフタヌーンKC) posted with ヨメレバ 木尾 士目 講談社 2002-12-18 Amazon Kindle 楽天ブックス  
ラフ

漫画 「ラフ」 あだち充 星2つ

1. ラフ 「タッチ」「みゆき」等で有名なあだち充さんの作品。 高校水泳部を舞台にしていますが、ストーリー展開はいつものあだち充パターンが全開。スポーツのできる主人公。訳ありな関係の幼馴染。立ちはだかるライバル。そして誰かが死ぬ(もしくは重傷)。 その意味であだち充らしさがふんだんに盛り込まれた作品なのですが、悪く言えば「あだち充止まり」の作品。 ファン層以外には受けづらいのではないでしょうか。一般的な漫画ファンとしては+αが欲しいところでした。 ラフ (1) (小学館文庫) posted with ヨメレバ あだち 充 小学館 2001-07-01 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo
坂道のアポロン

漫画 「坂道のアポロン」 小玉ユキ 星2つ 

1. 坂道のアポロン 「このマンガがすごい! 2009」オンナ編で1位となり、アニメ化もされた本作。 ジャズという珍しいテーマと、1960年代という時代設定は確かに面白いと思いました。ただ、ストーリーに捻りがないのは非常に残念。ベタ展開に次ぐベタ展開で起伏がなく、最後も高校生活の枠内で納めきれずに駆け足で大学→社会人としてしまったところに作者の力量不足を感じてしまいました。 坂道のアポロン (1) (フラワーコミックス) posted with ヨメレバ 小玉 ユキ 小学館 2008-12-05 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo
カードキャプターさくら

【萌え漫画の古典】漫画 「カードキャプターさくら」 CLAMP 星2つ

1.カードキャプターさくら 「なかよし」に連載されていた漫画ですが、タイトルを聞けば98年から2000年までNHK教育で放送されていたアニメの方を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。 「魔法騎士レイアース」や「xxxHOLiC」などの人気作を持つ漫画家集団CLAMPの代表作の一つで、原作・アニメ完結後も根強いファンを持つ作品です。 原作20周年記念として今年から新連載を「なかよし」誌上で開始していることもあり、読んでみようと思い立ったのですが、色々な意味で「なるほど」と思わされる作品でした。 2. あらすじ 主人公、木之本さくらは友枝小学校に通う小学四年生。 ある日、研究者である父の書庫から奇妙な本を発見する。 さくらがその本に触れると、封印されていた魔物、ケルベロスが姿を現した。 しかし、その本は魔術師クロウ・リードが作った魔法のカード、クロウカードが封印されていた本でもあり、さくらが触れたことによってカードは町じゅう散ってしまう。 カードを回収しなければ「災い」が起こる。 その災いを回避するため、さくらは「...
逢沢りく

漫画 「逢沢りく」 ほしよりこ 星3つ

1. 逢沢りく 第19回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した本作。「きょうの猫村さん」で有名なほしよりこさん作の長編漫画です。 ストーリーといい絵柄といいかなり珍しいタイプの漫画でしたが、漫画という表現方法の新境地を開拓する作品だったと思います。 逢沢りく 上 (文春文庫 ほ 22-1) posted with ヨメレバ ほし よりこ 文藝春秋 2016-09-02 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo
☆☆☆(漫画)

漫画 「高校球児 ザワさん」 三島衛理子 星3つ

1. 高校球児 ザワさん 強豪野球部唯一の女子部員を主人公に、野球部の「日常」に焦点を当てた異色の野球漫画です。 「野球部」という特殊な文化圏で起こる、ちょっと笑えるエピソードや、女子部員がいるからこその珍事を描いた話。青春の少し後ろ暗い出来事など、現実の高校生が強く意識された作品になっています。 派手ではないのですが、思わず「次のエピソードも」と手が動いてしまう漫画です。 高校球児 ザワさん 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) posted with ヨメレバ 三島 衛里子 小学館 2009-04-30 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo
天使なんかじゃない

漫画 「天使なんかじゃない」 矢沢あい 星2つ

1. 天使なんかじゃない 「NANA」で大ブレイクした矢沢あいさんの出世作。若者の恋愛事情を描く作者得意のスタイルで、芸能人のファンなども多いのだとか。 しかし、私としてはそこまで高く評価はできませんでした。そこそこ読めるのですが、「共感」という面で大きく欠けるところのある作品だと思います。 天使なんかじゃない―完全版 (1) (愛蔵版コミックス) posted with ヨメレバ 矢沢 あい 集英社 2000-10-01 Amazon Kindle 楽天ブックス
☆☆☆☆(漫画)

漫画 「トーマの心臓」 萩尾望都 星4つ

1. トーマの心臓 少女漫画界の伝説的至宝で、ついに紫綬褒章まで受賞してしまった萩尾望都さん初期の傑作です。 愛と信仰という重いテーマを鮮やかに描き切った、まさに「文学」と呼べる漫画といえるでしょう。
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