新書 「物語 フランス革命」 安達正勝 星3つ
1. 物語 フランス革命 フランス革命の経過を有名な事件のあらましや活躍した著名人のエピソードを中心として「物語」風に語っていく著作。 中公新書から出版されている本ですが、学術的な知識や思考を大衆に伝えるためというよりは、世界史の教科書やwikipediaを詳しくしたような内容になっております。 私もフランス革命の知識は高校の世界史止まりであり、「バスチーユ」や「ジャコバン派」、「ロベスピエール」といった穴埋め問題を解くレベルの断片的な文言だけが頭の中にある状態でしたが、本書を読むことでフランス革命という出来事全体が「物語」として頭の中で繋がっていく感覚を得ることができました。 2. 目次 序章 フランス革命とは第1章 「古き良き革命」の時代第2章 革命的動乱の時代へ第3章 国王の死第4章 ジャコバン政府の時代第5章 恐怖政治ー革命政府の暗黒面第6章 ナポレオンの登場 3. 目次 ルイ16世の治世下で始まった財政改革が民衆の怒りに火をつけ、王政を打倒するにまで至ったフランス革命。 バスチーユ牢獄襲撃の成功によって深まる大衆の自信...
2020.09.20
☆☆☆(教養書)社会学・歴史・スポーツ