小説作家名「な」行

中勘助

小説 「銀の匙」 中勘助 星2つ

1. 銀の匙 大正から昭和にかけて活躍した小説家、中勘助の代表作です。夏目漱石が本書を絶賛して東京朝日新聞への連載が決まったことから中勘助は小説家として見出されていきました。また、灘中学校において橋本武先生が三年間の国語の授業を本作精読に使っていたという、伝説の授業に関連する書籍としても名前を知られています。 2. あらすじ 主人公である「私」は時々、書斎の棚から小さな銀の匙を取り出して眺める。それは虚弱体質だった「私」に薬を飲ませるために伯母が探してくれた特別な匙だった。 痩せぎすでぼんやりとした子供だった「私」。療養のため引っ越した小石川でもその引っ込み思案は続いていたが、伯母の紹介でお国さんという女の子と遊ぶようになる。お国さんと遊ぶうちに積極性が出てきた「私」だったが、学校へ入学する年齢になると「どうしても学校には行かない」と駄々をこねるようになり......。 3. 感想 夏目漱石の絶賛や橋本先生の言葉に違わず、美しい日本語によって書かれているというのは納得できましたし、その濃やかさがひたひたと心に染みわたるような感覚になったのは...
野崎まど

小説 「【映】アムリタ」 野崎まど 星1つ

1. 【映】アムリタ いわゆる「ライト文芸」隆盛の火付け役の一つになったメディアワークス文庫。その新人賞に当たる「メディアワークス文庫賞」の第一回受賞作です。 評判が良いようなので購入してみたのですが、ううん、これはきっと評価が分かれる作品で、あまり私の好みではありませんでした。 アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1) posted with ヨメレバ 野崎 まど アスキー・メディアワークス 2009-12-16 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo
七月隆文

小説 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 七月隆文 星1つ

1.ぼくは明日、昨日のきみとデートする ミリオンセラーを達成し、人気俳優・女優主演での映画も公開間近という本作。 時流に乗った人気要素を持っているのは分かりますが、後年には忘れ去られているか、少なくとも評価が割れていてほしい作品です。 ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫) posted with ヨメレバ 七月 隆文 宝島社 2014-08-06 Amazon Kindle 楽天ブックス
中脇初枝

小説 「きみはいい子」 中脇初枝 星1つ

1. きみはいい子 「世界の果てのこどもたち」で2016年本屋大賞3位を獲得した、いまを時めく中脇初枝さんの中編集です。 本作も坪田譲二文学賞や本屋大賞4位など華々しい受賞歴を持っており、題材の社会性や深刻さなどは理解できるのですが、どうにも小説としての魅力には欠けるように思われました。 (9-1)きみはいい子 (ポプラ文庫) posted with ヨメレバ 中脇 初枝 ポプラ社 2014-04-04 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo
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