小説 「六番目の小夜子」 恩田陸 星3つ
1. 六番目の小夜子 第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、恩田陸さんのデビュー作となった本作。 学園小説の名手である恩田陸さんの原点というべき作品です。 「明るくハッピーな話」「後味の悪い背徳的な話」「悲しく切ない話」。近年の小説はそういった小説そのものの「キャラ付け」が求められています。 しかし、そのどれにも属さず、しかし、心に訴えかけるものがある。小説の「テンプレ化」が進む時代の直前に書かれた名作です。 六番目の小夜子 (新潮文庫) posted with ヨメレバ 恩田 陸 新潮社 2001-01-30 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo