アニメ 「イヴの時間」 監督:吉浦康裕 星3つ

イヴの時間
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1. イヴの時間

インターネット上で配信された作品であり、各話15分の全六話。最終話だけ30分という、「テレビ」アニメではあまり見ない放送時間になっています。

「アルモニ」の吉浦監督が手掛けており、第9回東京アニメアワード優秀賞OVA部門受賞、第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員推薦作品と、各所で好評を博しています。

全体的にベタすぎる、あるいはやや型にはまった表現も多かったものの、全体的には楽しめた作品でした。

2. あらすじ

ロボットが実用化されて久しく、アンドロイドが実用化されて間もない時代。

アンドロイドが人間に奉仕する存在として生活に浸透する一方、職を奪っていくことや、過度にアンドロイドに依存する「ドリ系」と呼ばれる人が増加するなど、アンドロイドは社会問題にもなっていた。

そんな時代、高校生のリクオとマサキはふとしたきっかけで変わったカフェ、「イヴの時間」を発見する。

「イヴの時間」の特別なルール。それは「人間とアンドロイドを区別しない」こと。

事実、「イヴの時間」ではアンドロイド達が人間のように振舞っていた。あり得ない事態に戸惑うリクオとマサキだが、彼らもまた「イヴの時間」の常連客となっていく。

様々なアンドロイド達との出会い。リクオとマサキが抱える若き葛藤。

人間と人間型ロボットの悲哀と友愛が入り混じる「イヴの時間」の物語。

3. 感想

アンドロイドが人間生活に浸透する「過渡期」を描いた作品で、そういった微妙な時代ならではの繊細なドラマは心揺さぶられるものがあります。

特に好きなのは第三話、「イヴの恋人」です。互いを人間だと思いながら愛し合うアンドロイドの姿には、喜びと悲しみが混ざった不思議な感情を抱いてしまいます。

全体的に、特に女性・女性型アンドロイドが「キャラクター」すぎるきらいがあり、現実寄りの物語を毀損していると感じる場面もままありましたが、それを除けば良作であったと思います。

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