小説 「隣の家の少女」 ジャック・ケッチャム 星1つ

隣の家の少女
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1. 隣の家の少女

隣の家に引っ越してきた少女が受ける悲惨な虐待を描いたホラーものです。

そこそこ有名な作品のようなので、単なるホラー以上の何かがあるのかと思い手に取りましたが、わたしの好みには全く合わない作品でした。

2. あらすじ

主人公、デイヴィッドの住む田舎町にとある姉妹が引っ越してくる。姉のメグと妹のスーザン。二人は交通事故で両親を亡くし、親戚であるルースのもとに引き取られてきたのだ。

そして、ルースの家はディヴィッドの家の隣。快活なメグと川原で出会ったデイヴィッドはメグに魅かれていく。

しかし、そんな甘やかな気持ちもつかの間、ある日、ディヴィッドはメグがルースに虐待されているのを知ってしまう。

その虐待には町の男の子たちも加わり、凄惨なものとなっていく。傍観者でしかなかったディヴィッドはついにメグを逃がそうとするのだが......。

3. 感想

全てにおいて中途半端です。

少女折檻の衝撃が売りらしいですが、そのシーンは後半にならなければ訪れず、
内容も最後は相当なものになりますが、その一度だけのためにこの長い小説を読むのはちょっと。

また、少年期の思い出ものとしても、ディヴィッドの成長やその後への繋がりが不明瞭で、
時おり挟まれる現在の生活の描写もあまり意味をなしていません。

そして、ルースや町の少年たちにも一応の個性があるのですが、
「メグを虐めるその他」を脱却できていません。

恋愛ものとしてもメグがディヴィッドを信じ続ける根拠が弱いと感じました。

どの要素をとっても中途半端な作品。イマイチでした。

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