【中森明菜】「セカンド・ラブ」という曲の歌詞に感動した話【昭和歌謡】
1980年代アイドルの筆頭といえば松田聖子さんが挙げられると思いますが、松田聖子さんと双璧を成した存在として中森明菜さんも非常に有名です。私は1980年代を生きたことがないので当時の感覚ついては造詣がないのですが、人気では常に松田聖子さんに次ぐ二番手であり、松田聖子さんが光ならば、中森明菜さんは影というような、まるで漫画の設定かと思われるような対称性を持つ二人だったようです。そんな中森明菜さんのサードシングルにして代表曲が「セカンド・ラブ」という曲です。歌詞の冒頭、私が感動した箇所を引用しましょう。恋も二度目なら 少しは上手に愛のメッセージ 伝えたいたったこれだけのフレーズなのですが、恋愛について歌った女性歌手の曲としては非常に斬新な表現になっています。通常、恋愛について歌った曲は2種類に分けられます。一つ目は、積極性や性愛に対する奔放さを前面に押し出した曲です。女性が男性に対して積極的にアプローチをかける様子だったり、世間の目や抑圧的な価値観に反抗してでも性的な事柄への素直な欲求を表明する自分、というものが表現されます。中森明菜さんもセカンドシングルである「少女A」はこのタイプの曲だ...