月光の囁き

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「月光の囁き」塩田明彦 評価:1点|極端な性癖を持った高校生男女が結ぶ歪んだ愛の物語【日本映画】

原作は週刊ヤングサンデーに連載されていた同名漫画ですが、私が本作の名前を知ったきっかけは、小説家の綿矢りささんが本作をかつて好きな映画に挙げていたという情報を得たことです。1999年公開と20年以上も前の映画で、おそらく当時においても無名な映画だったでしょう。近所のTSUTAYAには置いていなかったため、DMMの郵送レンタルサービスを使って視聴したほどです。さて、そんな本作の感想ですが、あまりの超展開についていけなかったというのが正直なところ。特異な性癖を持った高校生男女の一風変わった恋愛物語なのですが、全体的にかなりニッチなところを突いた映画になっていて、いわゆる映画好きの人たちには受けるのかもしれませんが、尋常の感性で楽しめる作品ではないでしょう。あらすじ高校生の日高拓也(ひだかたくや)と北原紗月(きたはらさつき)は剣道部に所属する同級生。お互いに惹かれあっていたもののなかなか進展を見せない二人の仲だったが、紗月が拓也の友人からラブレターを貰ったことを契機に好意を打ち明けあい、二人は付き合うようになる。当初は真っ当な恋人同士としての生活を楽しむ二人だったが、拓也の秘めたる嗜好は紗月...
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