☆☆☆☆(映画/アニメ)

いまを生きる

【青春学園】映画 「いまを生きる」 監督:ピーター・ウィアー 星4つ

1. いまを生きる 1989年のアメリカ映画で、第62回アカデミー賞で脚本賞を受賞した作品でもあります。 厳格な進学校に赴任してきた型破りな教師の授業から、生徒たちが「人はどう生きるべきか」の本質を学び、実践していくという内容。 テーマの普遍性から今日でも人気の衰えない作品であり、元サッカー日本代表で現在はJ1ガンバ大阪の監督を務めている宮本恒靖さんが座右の銘に「いまを生きる」を採用するなど、まさに多くの人々の生き方に影響を与えた作品になっております。 いまとなっては古典となった本作をこの令和の時代に鑑賞してみたのですが、やはり感動はひとしおでした。 規則や形式に囚われず、物事を様々な側面から捉え、なにより自分のやりたいことを大切にしながら生きる。 そんなメッセージが激動のドラマ的展開によって鮮烈に表現された、まさに「映画」の見本となるような作品です。 2. あらすじ 舞台は全寮制の名門進学校ウェルトン・アカデミー。 「伝統」「名誉」「規律」「美徳」の四柱をモットーとする厳格なこの学校に、一人の英語教師が赴任してくる。 ...
天使にラブソングを

【場末の歌手と厳格な教会】映画「天使にラブソングを」エミール・アルドリーノ 評価:4点【アメリカ映画】

1992年に公開されたハリウッド映画で、大ヒットしたために日本でもよく知られているタイトルとなっております。 金曜ロードショウでも合計6回放送されており、最新の放送は2020年の5月と、近年でもその人気は衰えておりません。 そんな本作を今回初視聴したのですが、非常に満足できる映画でした。 テーマもテンポも物語の起伏も素晴らしく、常にわくわくしながら観ていられる作品です。 あらすじ ナイトクラブで歌手をしているデロリスはマフィアのボスであるヴィンスの愛人でもあった。 ある日、ヴィンスから貰ったコートにヴィンスの妻の名前が入っていたことにデロリスは激怒する。 怒り心頭のデロリスがヴィンスの部屋を訪れたとき、マフィアの下っ端が裏切りの濡れ衣を被せられてヴィンスとその側近に始末される現場をデロリスは目撃してしまう。 必死の逃亡を図って警察署に駆けこんだデロリスは警察の保護下に置かれることになったものの、殺人現場の目撃者としてマフィアから狙われているデロリスを匿う場所を選ぶのは難しい。 そんな中、デロリスの警護担当となったサウザー警...
戦場のメリークリスマス

【戦場と友情】映画 「戦場のメリークリスマス」 監督:大島渚 星4つ

1. 戦場のメリークリスマス 第2次世界大戦下の日本軍俘虜収容所を舞台に、日本軍の士官・下士官と俘虜となっている英軍士官との奇妙な友情を描いた作品。 1983年公開で、カンヌ国際映画祭のパルム・ドール最有力という下馬評ながら受賞を逃してしまったエピソードでも有名です。 それでも、海外では英国アカデミー賞の作曲賞を受賞。 国内でも毎日映画コンクールや日本アカデミー賞といった賞を獲得しており、いまなお名作日本映画として記憶されている作品の一つです。 戦時下の太平洋という舞台の特殊性から日英豪NZ合作となっていることもさることながら、本作の特徴といえばまずもってその特殊なキャスティングにあるでしょう。 主演格の4人のうち3人が本職の役者ではないのです。 その3人というのが、当時ミュージシャンとして有名だったデヴィッド・ボウイ、イエローマジックオーケストラというバンドのメンバーとして活躍していた坂本龍一、ツービートという漫才コンビの片割れとして活躍していたビートたけし。 その名前を見るだけでも極めて異色の配役であることが理解できます。 他...
☆☆☆☆(映画/アニメ)

アニメ映画 「アナと雪の女王」 監督: クリス・バック 星4つ

1. アナと雪の女王 2013年に公開されたディズニー映画で、世界中で大ヒットした超有名作です。日本でも興行収入歴代3位となる255億円を記録しており、2019年現在でさえ本映画の名前も知らないという人の方が少ないでしょう。 松たか子さんが歌った劇中歌の"Let it go"(の日本語訳版)もブームになりました。 私は今更ながら初視聴してみたのですが、やはり評判に違わずいい映画だったというのが正直な感想。シンプルに「愛」や「勇気」についての物語として観ても面白いですし、これまでのディズニー、あるいは旧い社会の固定観念を振り払うためのメタ社会的な物語としても深みがあります。表面をさらっても楽しむことができ、それでいて真理や深遠さも備えている。そんな作品の一つです。 2. あらすじ 舞台はアレンデール王国、主人公は二人の王女アナとエルサ。姉であるエルサは幼少の頃から氷の魔法に長け、その魔法を使ってアナと一緒に遊ぶことも多かった。しかしある日、エルサは誤って氷の魔法をアナに命中させてしまい、アナは意識不明の重体となってしまう。 二人の両親はトロールに助...
☆☆☆☆(映画/アニメ)

映画 「ローマの休日」 監督: ウィリアム・ワイラー 星4つ

1. ローマの休日 1953年の公開以来、世界的名作としてその名を轟かせているビッグタイトル。オードリー・ヘプバーンの初主演映画としても有名で、この作品でいきなりアカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得しています。その他にも最優秀衣装デザイン賞や最優秀原案賞も獲得するなど、当時においても大きなセンセーションをもたらしました。 「『ローマの休日』的設定」をつくり出した元祖作品ですので、いま観るとストーリー的にはある意味ベタに見えてしまいます。ただ、役者たちの演技は超一流。当時として前例のない斬新な脚本でここまでできるかと思わされてしまいます。現在も色褪せない「王道」を築いた輝かしい古典として、物語に興味のある人ならば必見の一作です。 ローマの休日 (字幕版) posted withカエレバ オードリー・ヘプバーン Paramount 2013-11-26 Amazon 楽天市場
時をかける少女

アニメ映画 「時をかける少女」 監督: 細田守 星4つ

1. 時をかける少女 民放とNHKで延べ12回放映されているアニメ映画で、すっかり夏の定番となった作品と言えるでしょう。 筒井康隆さんの有名原作に、「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム」で頭角を現していた細田守さんを監督として迎え、「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターデザインを務めた貞本義行さんと、「もののけ姫」の美術監督だった山本二三さんが脇を固めるという豪華布陣。 ミニシアターでの上映から異例のロングランを成し遂げた出世映画でもあります。 非常に凝った脚本が素晴らしく、演出も「静」と「動」のバランスがとれていて、これからも定番中の定番であり続けて欲しいと思わせられる映画になっております。   2. あらすじ 紺野真琴(こんの まこと)は高校2年生。 男友達の間宮千昭(まみや ちあき)や津田巧介(つだ こうすけ)とキャッチボールやカラオケで放課後の時間を過ごすような平凡な日々を送っている。 そんなある日、真琴はひょんなことから自身がタイムリープの能力を得ていることに気づいてしまう。 タイムリープの能力を得た真琴は、テストを受けてから...
☆☆☆☆(映画/アニメ)

アニメ映画 「聲の形」 監督: 山田尚子 星4つ

1. 聲の形 週刊少年マガジンで掲載されていた大今良時さんの同名漫画を原作とした映画。聴覚障がい者に対するいじめがテーマの一つになっていることから多くの反響を呼んだ原作で、全日本ろうあ連盟の協力も得たうえで連載されており、最終的には300万部以上を売り上げています。映画も興行収入23億円以上と好評で、この年の日本アカデミー賞と文化庁メディア芸術祭の該当部門でそれぞれ入賞を果たしています。 映画としては良い面が悪い面を大幅に上回っているという感想です。加えて、人物や物の動き、そして何より「音」が加わることで、聴覚障がいを描く作品として映画が原作を上回ったと感じました。 映画『聲の形』Blu-ray 通常版 posted with カエレバ 入野自由 ポニーキャニオン 2017-05-17 Amazon 楽天市場
☆☆☆☆(映画/アニメ)

アニメ映画 「もののけ姫」 宮崎駿 星4つ

1. もののけ姫 言わずと知れたジブリの名作です。未見だったことを恥じる傑作でした。 もののけ姫 posted with カエレバ 宮崎駿 ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 2014-07-16 Amazon 楽天市場
☆☆☆☆(映画/アニメ)

アニメ映画 「木を植えた男」 監督:フレデリック・バック 星4つ

1. 木を植えた男 フレデリック・バック監督によって同名の小説を映像化した作品。1987年のアカデミー短編アニメ賞受賞作でもあります。 木を植えた男/フレデリック・バック作品集 posted with カエレバ フレデリック・バック ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 2011-07-20 Amazon 楽天市場
アルモニ

アニメ 「アルモニ」 監督:吉浦康裕 星4つ

1. アルモニ 文化庁の事業である「若手アニメーター育成プロジェクト」の一環として開催された、「アニメミライ2014」で公開された30分弱のアニメーション作品。 現在はスタジオ・リッカの代表を務めていて、当時は「イヴの時間」などの作品により新進気鋭の若手アニメーターとして注目を集めていた吉浦康裕さんが監督です。 30分弱という短い時間の中に巧妙な起承転結とアニメーションによる不思議な世界観を詰め込まれており、隠れた名作という言葉がぴったり当てはまる作品でした。 2. あらすじ 本城彰男(ほんじょう あきお)は高校二年生。 普段はクラスメイトである吉田や渡辺とアニメやラノベについて語り合って過ごしている。 そんな彰男とは別世界にいるのが、クラスメイトの真境名樹里(まきな じゅり)。 マユミやリョーコ、後藤とともにクラスの最上位に君臨する存在だ。 そんなある日、授業中に真境名の携帯電話の着信音が鳴ってしまい、真境名は携帯電話を教師に取り上げられてしまう。 そして、聞いただけで曲の音をすぐに覚えられるという特技を持つ彰男はその着信音を暗記し、気まぐれに学校で演...
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