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ティファニーで朝食を

映画 「ティファニーで朝食を」 監督:ブレイク・エドワーズ 星2つ

1. ティファニーで朝食を オードリー・ヘップバーン主演の有名な古典映画で、1961年に公開されています。監督のブレイク・エドワーズは映画「ピンク・パンサー」シリーズを手がけた人物。原作小説の著者であるトルーマン・カポーティは村上春樹が影響を受けた作家として知られています。 内容は王道のロマンティックラブストーリーですが、個人的にはそのカテゴリにおける凡作以上の作品にはなっていないと感じました。 1961年という時代を考えれば、 田舎出身の美人娼婦と無名作家の都会的で悪戯な恋愛模様という物語はもしかすると当時画期的で、「都会のはぐれもの同士の恋愛」という枠組みをつくったのかもしれません。しかし、さすがに展開が一本調子すぎて退屈な部分がありますし、かっこよさの演出もベタすぎて(もちろん、この古典こそがベタさ(=現在のスタンダード)の先駆者だったのかもしれませんが)今日の視聴においてとりわけ良いと感じることはできないでしょう。 2. あらすじ ホリー・ゴライトリーはニューヨークのアパートに住み、娼婦として生計を立てていた。しかし、いくら稼いでも浪費ばかりで...
天気の子

アニメ映画 「天気の子」 監督: 新海誠 星3つ

1. 天気の子 「君の名は。」で記録的な大ヒットを獲得し、アニメーション映画監督としての名声を一気に高めた新海誠監督3年ぶりの新作。今月(2019年7月)に封切られたばかりの作品ですが、既に「君の名は。」を超える速度で興行収入を伸ばしているという情報まであるほどで、映画ファンの新海誠監督に対する期待の高さが伺えるところです。凡庸な少年と天気を自在に操ることのできる少女のボーイ・ミーツ・ガール物語という触れ込みでしたが、公開初日に大雨からの晴れという天気が実際に起こったりと、まさに日本の現在の(異常)気象とマッチした点でも天命に恵まれた作品になっております。 当ブログでも「君の名は。」については2回ほど記事にしており、もちろん、本作「天気の子」についても公開を楽しみにしておりました。 また、同監督の作品では2013年公開の「言の葉の庭」も記事にしています。 そんな「天気の子」ですが、感想としてはストーリーが中の上、キャラクターは中の中から中の下といったところでしょうか。ただ、演出やテンポといった面では優れていたほか、要素要素を...
つみきのいえ

アニメ映画 「つみきのいえ」 監督:加藤久仁生 星3つ

1. つみきのいえ 2008年にアカデミー賞の短編アニメーション部門を受賞した作品です。日本の作品では現在のところ最初で最後の受賞作となっており、当時はマスコミ等でも多く取り上げられていた印象ですが、やはり芸術的な短編アニメーションは大衆作品となり得ないのか、近年脚光を浴びているかと言われれば否というのが答えになってしまうでしょう。 全体的な特徴としては、絵本のような作品で、かつて「みんなのうた」でよく見た画風に近い印象です。たった12分の作品ですが、無音のうちに展開されるストーリーから感じられるノスタルジーと生きることへの強い信念が際立ちます。ただ、いわゆる構成やキャラクターに趣向が凝らされたエンタメ的盛り上がりや、人生観をがつんと叩いてくるような威力はないというところは弱点です。12分の作品では仕方がないのかもしれませんが、この技法・作風では星3つが天井だとも感じました。 2. あらすじ 海面の上昇著しく、多くの人が去ってしまった街。おじいさんは積み木のように上へ上へと家屋を増築しながらこの街に踏みとどまっている。そんなおじいさんはある日、お気に入...
☆☆☆☆(映像作品)

アニメ映画 「時をかける少女」 監督: 細田守 星4つ

1. 時をかける少女 民放とNHKで延べ12回放映されているアニメ映画で、すっかり夏の定番となった作品と言えるでしょう。筒井康隆さんの有名原作に、「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム」で頭角を現していた細田守さんを監督として迎え、「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターデザインを務めた貞本義行さんと、「もののけ姫」の美術監督だった山本二三さんが脇を固めるという豪華布陣。ミニシアターでの上映から異例のロングランを成し遂げた出世映画でもあります。 非常に凝った脚本が素晴らしく、演出も「静」と「動」のバランスがとれていて、これからも定番中の定番であり続けて欲しいと思わせられる映画になっております。 時をかける少女 posted with カエレバ 仲里依紗 myシアターD.D. 2018-04-25 Amazon 楽天市場
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