小説作家名「か」行

☆(小説)

小説 「今夜、きみは火星にもどる」 小嶋陽太郎 星1つ

1. 今夜、きみは火星にもどる 万城目学さんなどを輩出したボイルドエッグズ新人賞を受賞してデビューした小嶋陽太郎さんの作品。デビュー当時は大学生だったそうで、文体もまだまだ若いです。 しかし、作品の内容は若いというより未熟。...
☆(小説)

小説 「親友」 川端康成 星1つ

1. 親友 言わずと知れたノーベル賞作家、川端康成の少女小説です。「女学生の友」に載せられていただけあり、児童小説の趣が濃くなっております。 本当に良い児童小説は大人にも深い感銘を与えるものですが、残念ながら、本書からそ...
☆☆(小説)

小説 「雪国」 川端康成 星2つ

1. 雪国 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」非常に有名な一文から始まる、川端康成の長編代表作です。 繊細で心震える省略美、たおやかな視点と形容。それらの評価が高いのは分かりますが、どちらかというとストーリーに感動するタイプなの...
カフカ

小説 「変身」 カフカ 星2つ

1. 変身 「審判」「城」などでも有名なフランツ・カフカの作品です。 降りかかる不条理に対して主人公が何を思い、どう行動するか。そして、それを取り巻く家族の反応とその悲しい結末。そのような描写は鋭くかつユーモアに富んでおり、文学界に新風を...
☆☆(小説)

小説 「センセイの鞄」 川上弘美 星2つ

1. センセイの鞄 芥川賞作家、川上弘美さんのベストセラー小説です。谷崎潤一郎賞を受賞した「純文学」なのですが、異例なほど売れた作品。小泉今日子さん主演で映画化もされています。 大人の恋のなかにある淡くて切ない心境に感動できる一方、登場人...
☆☆☆(小説)

小説 「異邦人」 カミュ 星3つ

1. 異邦人 ノーベル賞作家、アルベール・カミュの代表作です。面白いと思う人とつまらないと思う人が分かれる作品ですが、私は好みです。 「当り前の感情を持つ」という、広く信仰されているに過ぎない「常識」が、まるで「道徳・正義」のように...
☆☆(小説)

小説 「伊豆の踊子」 川端康成 星2つ

1. 伊豆の踊子 前置きはいらないほどの有名作品、「伊豆の踊子」です。吉永小百合さんや山口百恵さんの映画でも知られていると思います。 確かに、描写の美しさ、特にいきいきとした踊子の様子には感動がありますが、物語として含蓄や面白さがあ...
☆☆☆☆☆(小説)

小説 「日の名残り」 カズオ・イシグロ 星5つ

1. 日の名残り 一人称で書かれた小説の決定版とも言えるでしょう。 戦後すぐのイギリス。旅すがら、ある英国人執事が自らの人生を回顧していきます。彼の「意識」の中のイギリス、「理想」の中の記憶に読者は引き込まれ、やがて作者の技巧に気づいたと...
梶井基次郎

小説 「檸檬」 梶井基次郎 星2つ

1. 檸檬 詩情豊かな作風で日本文学史に名を残す梶井基次郎の短編集です。 梶井の代表作であり、表題作ともなっている「檸檬」。人気のライトミステリシリーズのパロディ元にもなるなど引用されることが多い「桜の樹の下には」。教科書にも採用さ...
☆(小説)

小説 「陽だまりの彼女」 越谷オサム 星1つ

1. 陽だまりの彼女 「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」そんなキャッチコピーのもと、一時期は書店でかなりプッシュされていた作品。 企画倒れに終わることなく、ミリオンセラーにまで至り、映画も大人気とのことですが、物語の構造的にちょ...
☆(小説)

小説 「いなくなれ、群青」 河野裕 星1つ

1. いなくなれ、群青 新潮社の新レーベル「新潮文庫nex」の看板作品で、「階段島シリーズ」の第一巻という位置づけの本作。また、いわゆる「ライト文芸」的なレーベルだけあって、ライトノベル出身の著者が書いています。 評判も芳しく、売り上げ好...
☆☆☆(小説)

小説 「恩讐の彼方に」 菊池寛 星3つ

1. 恩讐の彼方に 古典の中では大御所たちと比較してあまり読まれていない感じもある菊池寛ですが、 小気味よい文章にハラハラさせる構成と、なかなか面白い作品でした。 藤十郎の恋・恩讐の彼方に (新潮文庫) posted with...
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