2018-04

響け!ユーフォニアム

アニメ映画 「リズと青い鳥」 監督: 山田尚子 星2つ

1. リズと青い鳥 高校の吹奏楽部をテーマにしたアニメ/小説作品、「響け!ユーフォニアム」の映画になります。アニメ版及び小説版の感想はこちら。 本映画はストーリー本編ではなくスピンオフ的な扱いとなっており、脇役の二人、傘木希美(かさき のぞみ)と鎧塚みぞれ(よろいづか みぞれ)の関係にスポットを当てた作品になっております。タイトルから「響け!ユーフォニアム」を消しているあたり、独立した作品としても見て欲しいという思いが制作サイドにはあるのかもしれません。 とはいえ、内容的には「響け!ユーフォニアム」のことをかなりの程度知っていなければならないものでしたし、それどころか、本編で見られたようなアニメーション的な良さが消え失せ、ただ観念的なだけのマニア受けを狙った邦画のようになってしまっており、残念でした。 リズと青い鳥 posted with カエレバ 種﨑敦美 ポニーキャニオン 2018-12-05 Amazon 楽天市場  
☆☆☆(小説)

小説 「ビルマの竪琴」 竹山道雄 星3つ

1. ビルマの竪琴 東大教授などを歴任したドイツ文学者、竹山道雄氏が生涯で唯一記した小説です。1956年と1985年の2回にわたって映画化されておりまして、1956年版はアカデミー賞の外国映画賞にもノミネートされるなど評価の高い作品です。小説の方も毎日出版文化賞を得るなど、文学として高く評価されています。 確かに、小説としての技巧という意味では、本職の小説家が書いたわけではないのだなぁと思わせられる面が多々ありますが、戦争のやりきれなさ、そして鎮魂にかける想いの描き方は出色であり、意外な視点と豊かな発想力には驚かされました。 ビルマの竪琴 (新潮文庫) posted with ヨメレバ 竹山 道雄 新潮社 1959-04-17 Amazon Kindle 楽天ブックス
君の名は

アニメ映画 「君の名は。」 監督:新海誠 再考 星2つ→星3つ

1. 君の名は。再考 かつて否定的な記事を書いた作品ですが、なぜこの作品が売れたかについてぼんやりと考えておりますと、なんとなく思いついたことがありましたので、「再考」と題してもう一度とりあげようかと思います。 フィクションにおける非リアリティと奇跡についての考察です。 君の名は。 posted with カエレバ 神木隆之介 「君の名は。」製作委員会 2017-07-26 Amazon 楽天市場
☆☆☆(小説)

小説 「スタンド・バイ・ミー」 スティーヴン・キング 星3つ

1. スタンド・バイ・ミー 映画としても人気を博したスティーヴン・キングの有名作品。小説としての原題は「THE BODY」、つまり「死体」なのですが、映画に倣い、日本で出版される小説では邦題として「スタンド・バイ・ミー」が使われています。 内容としては「ひと夏の冒険」もので、ベタといえばベタなのですが、そこはさすがのキングで、まさにこの王道を彼のものとして上手く扱っています。少年から脱皮していく時期の不安、幼性からの決別がノスタルジーを喚起する形で描かれており、やや冗長な部分など見られましたが、十分に佳作といえるでしょう。 スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編 (新潮文庫) posted with ヨメレバ スティーヴン・キング 新潮社 1987-03-25 Amazon Kindle 楽天ブックス
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