2016-11

経済・金融・経営・会計

教養書 「資本主義が嫌いな人のための経済学」 ジョセフ・ヒース 星3つ

1. 資本主義が嫌いな人のための経済学 カナダの哲学者、ジョセフ・ヒースによる経済学の本。 刺激的なタイトルですが、内容の本質を表しているのは帯のコメント。「ヤバくない経済学」。経済学の主流王道基本の考えをもとに、右派そして左派にはびこる誤謬を指摘するという著作です。 資本主義が嫌いな人のための経済学 posted with ヨメレバ ジョセフ・ヒース エヌティティ出版 2012-02-09 Amazon Kindle 楽天ブックス
☆☆☆(小説)

小説 「博士の愛した数式」 小川洋子 星3つ

1. 博士の愛した数式 第1回本屋大賞を受賞したミリオンセラーです。 数々の文学賞を受賞されている小川洋子さんの作品の中でも、間違いなく最も知名度が高い作品でしょう。温かさ、柔らかさの中に、人間の哀しみをほんの一滴だけ混ぜたような、決して明るい設定ではないながらも読者を素直にさせてくれるような、そんな佳作に仕上がっています。 博士の愛した数式 (新潮文庫) posted with ヨメレバ 小川 洋子 新潮社 2005-11-26 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo
☆☆☆(小説)

小説 「すいかの匂い」 江國香織 星3つ

1. すいかの匂い 直木賞をはじめ華々しい受賞歴を誇る人気作家、江國香織さんの短編集です。 少し陰惨で生々しい少女時代の記憶・感覚。それが本書に通底するテーマであり、江國さんの瑞々しい筆致からはまるでその日々の手触りや匂いまでもが伝わってくるようです。 すいかの匂い (新潮文庫) posted with ヨメレバ 江國 香織 新潮社 2000-06-28 Amazon Kindle 楽天ブックス
☆☆☆☆(小説)

小説 「僕と1ルピーの神様」 ヴィカス・スワラップ 星4つ

1. 僕と1ルピーの神様 第81回アカデミー賞(2009年)で最多8部門を受賞した映画「スラムドッグ$ミリオネア」の原作です。 著者のスワラップ氏はインドの現役外交官であり、リアルなインドの描写がスリリングな物語を引き立てています。 ぼくと1ルピーの神様 (RHブックス・プラス) posted with ヨメレバ ヴィカス スワラップ,ヴィカース スワループ 武田ランダムハウスジャパン 2009-02-20 Amazon Kindle
☆☆☆(小説)

小説 「あすなろ物語」 井上靖 星3つ

1. あすなろ物語 歴史小説を中心に名作が多い井上靖さんの自伝的小説です。 外国語に翻訳された小説も多く、ノーベル文学賞候補だったいう話もあるくらい実力のある作家。本作でもその力量は遺憾なく発揮され、情動と苦悩の青春が抒情的な美しさで綴られています。 ややご都合主義的な場面や詩情を優先したあまりの非現実的な描写も見られますが、全体としてはかなりの良作です。 あすなろ物語 (新潮文庫) posted with ヨメレバ 井上 靖 新潮社 1958-12-02 Amazon Kindle 楽天ブックス
☆☆☆(漫画)

漫画 「高校球児 ザワさん」 三島衛理子 星3つ

1. 高校球児 ザワさん 強豪野球部唯一の女子部員を主人公に、野球部の「日常」に焦点を当てた異色の野球漫画です。 「野球部」という特殊な文化圏で起こる、ちょっと笑えるエピソードや、女子部員がいるからこその珍事を描いた話。青春の少し後ろ暗い出来事など、現実の高校生が強く意識された作品になっています。 派手ではないのですが、思わず「次のエピソードも」と手が動いてしまう漫画です。 高校球児 ザワさん 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) posted with ヨメレバ 三島 衛里子 小学館 2009-04-30 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo
☆☆(小説)

小説 「野菊の墓」 伊藤佐千夫 星2つ

1. 野菊の墓 正岡子規に師事し、歌人として有名な伊藤佐千夫。彼が子規の影響を受けて書いた小説が本作です。 夏目漱石が高く評価したこともあり簡明で読みやすい物語なのですが、やや単調で、恋愛小説ならではの心理の動きという面では淡泊だと思われました。 野菊の墓 (新潮文庫) posted with ヨメレバ 伊藤 左千夫 新潮社 1955-10-27 Amazon Kindle 楽天ブックス
政治制度・統治機構

教養書 「地方自治入門」 稲継裕昭 星3つ

1. 地方自治入門 早大の公共経営大学院教授や放送大学教授を務められている稲継裕昭氏の著書です。 自治体運営を専門にしているだけあって、自治体の構造や依拠する制度を知るにはたいへんためになる本です。必要な情報がコンパクトにまとめられ、文章も読みやすく書かれています。 新事実を発見したり、新しい概念を築くために深く分析する類の本ではなく、あくまで概説書なので★5や★4はつけづらいところはあります。しかし、載っていることはそれらの本を読むために前提知識であり、この本抜きにはどんな自治体関係の本を読んでも理解が浅くなってしまうかもしれません。 この分野に興味のある方になら一読を勧められる良書です。 地方自治入門 (有斐閣コンパクト) posted with ヨメレバ 稲継 裕昭 有斐閣 2011-08-26 Amazon Kindle 楽天ブックス
天使なんかじゃない

漫画 「天使なんかじゃない」 矢沢あい 星2つ

1. 天使なんかじゃない 「NANA」で大ブレイクした矢沢あいさんの出世作。若者の恋愛事情を描く作者得意のスタイルで、芸能人のファンなども多いのだとか。 しかし、私としてはそこまで高く評価はできませんでした。そこそこ読めるのですが、「共感」という面で大きく欠けるところのある作品だと思います。 天使なんかじゃない―完全版 (1) (愛蔵版コミックス) posted with ヨメレバ 矢沢 あい 集英社 2000-10-01 Amazon Kindle 楽天ブックス
七月隆文

小説 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 七月隆文 星1つ

1.ぼくは明日、昨日のきみとデートする ミリオンセラーを達成し、人気俳優・女優主演での映画も公開間近という本作。 時流に乗った人気要素を持っているのは分かりますが、後年には忘れ去られているか、少なくとも評価が割れていてほしい作品です。 ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫) posted with ヨメレバ 七月 隆文 宝島社 2014-08-06 Amazon Kindle 楽天ブックス
☆☆(小説)

小説 「高野聖」 泉鏡花 星2つ

1. 高野聖 明治後期から昭和初期にかけて活躍した小説家、泉鏡花の代表作です。 泉鏡花は観念小説や幻想小説の書き手として知られ、水木しげるによる漫画化作品や、金沢市主催の泉鏡花文学賞にその名を残しています。 本作は今でいうところの伝奇ホラー(+ミステリ)といったところに当たる作品。ストーリー自体は平凡でしたが、時代を考えると先鞭として評価が高いのも頷けます。 歌行燈・高野聖 (新潮文庫) posted with ヨメレバ 泉 鏡花 新潮社 1950-08-15 Amazon Kindle 楽天ブックス
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