明日も物語に魅せられて

読んだ小説や新書、教養書の書評ブログです。
アニメや映画の感想もたまに書きます。
やや辛口ですが、本当に良いものだけを
高評価にできればと思っています。




カテゴリ:夏の100冊レビュー(2018) > 新潮社の100冊

<恋する本><シビレル本>に続く「新潮文庫の100冊 2018」レビュー。この<考える本>ジャンルは小説が少なく寂しい印象。こんなにも小説以外を入れてくるのは殊に近年の傾向である気がします。<考える本>にこそ小説を多く入れて欲しいと思っている私としては若干寂しく感じるところ。

書影はこれまで33回選ばれている「海と毒薬」。「沈黙」と共に遠藤周作の代表作で、かつてはこの2作品が同時に100冊入りを果たしているのが常態でしたが、近年はどちらか1冊という場合は多いようです。せっかく8月15日を跨ぐのですから、「海と毒薬」の方がうってつけかもしれませんね(新潮文庫版はリンク貼り付けがうまくいかないので講談社版です)。

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<恋する本>に続く、「新潮文庫の100冊 2018」レビュー。今回は<シビレル本>です。「シビレル」の定義やポイントが冊子やホームページを見てもよくわからないのですが、ラインナップを見るとどのジャンルにも収まりきらなかった本を詰め込んでる印象ですね。

全体としては<恋する本>よりも一般感覚的には手堅い選出の印象。ただ、個人的に推せる本はそれほどありません。


書影はこれも1969年から皆勤賞の「金閣寺」。購入候補です。 続きを読む
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読書好きには知られているであろうイベント、「新潮文庫の100冊」。毎年夏に開かれるイベントで、新潮社が自社出版の文庫からオススメの100冊を選んでプロモーションをかけるというもの。大々的に新聞広告が打たれ、専用の冊子が作られ、書店には必ず専用棚が出来て本が平積みされます。業界のガリバーが選ぶ100冊ということで読書家の中にはその入れ替わりに注目している人も多いでしょうし、逆に夏休みに本でも読んでみようという(特に若年層)読書初心者の入り口にもなるため、小説業界全体にも大きな影響を与えるフェアです。

特にインターネットがあまり普及していなかった時期にはこういった機会で目に触れるか否かが本選びに強く影響を与えたのでしょうし、私自身も夏はふらっと本屋に入ってこの「100冊」から目についたものを選ぶということが何度もありました。良い本に当たれば熱中し、イマイチであれば「これが厳選100冊の1冊かよ」と心中で愚痴を漏らしたものです。

とはいえ、現在はインターネットで誰もが書評家になれる時代。新潮社が選んだ100冊を更に吟味し、読者の皆様により良い本に出合って頂こうと思う次第であります。いまでも毎年100冊を確認し、「購入候補リスト」の参考にしておりますので、自分のための購入検討も兼ねた記事です。新潮社がテーマを5つに分けて100冊を選んでくれていますので、それぞれ記事にしていきたいと思います。


書影は1969年の「新潮文庫ベスト100」時代から50年連続選出の「こころ」。日本文学の代表作ですね。

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