明日も物語に魅せられて

読んだ小説や新書、教養書の書評ブログです。
アニメや映画の感想もたまに書きます。
やや辛口ですが、本当に良いものだけを
高評価にできればと思っています。




カテゴリ: 作家名「は」行

アメリカ生まれながらヨーロッパでも長い時間を過ごし、米欧双方の視点や文化が入り混じった小説を書いたことで有名なヘンリー・ジェイムスの作品。日本では「デイジー・ミラー」と並んで容易に入手できるのがこの「ねじの回転」です。

文学作品と言うだけあって、技巧を凝らした心理描写は優れていました。ただ、技巧ばかりで、なにか普遍的な人間真理を衝くような、そんな迫真性にかなり欠けていた作品でもありました。

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映画「ブレードランナー」の原作であり、名作SF古典の一つに数えられる作品。もっとも、有名なのはそのタイトルの語感であり、多くのパロディ元になっています。

設定そのものは面白いのですが、特にどんでん返しや繊細な感情描写があるわけではなく、「まぁ、こうなるだろうな」という展開が続く印象。ベタだと感じてしまうのは、本当に面白くないからか、古典の中の古典だからか迷ってしまいます。

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少女小説で有名な氷室冴子さんの作品。ジブリの原作にもなった人気作です。

映画の脚本のようだ、と言えばよいのでしょうか。あまりにも淡々としているうえ、内容は何のひねりもない恋愛ものでした。

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高校生たちの夏の小さな思い出を繊細に描いた、ノスタルジックな青春群像劇です。

著者の畑野智美さんは小説すばる新人賞出身。ヒットメーカーを多数輩出している賞だけあって安定した書きぶりでしたが、やや風呂敷が小さすぎ、インパクトに欠ける作品でもありました。 

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