1990年製作の映画で、その年のキネマ旬報ベスト・ワンに輝いた作品。
原作は吉田秋生さんの同名漫画です。

女子高の演劇部における人間関係や心理が主題ですが、
一言で言い表すならば「雰囲気」の作品。

ストーリーを重視したい私の趣味ではありませんでした。



〇あらすじ

舞台は私立の女子高である桜華学園の演劇部。
この学校では、毎年、創立記念日に「櫻の園」という劇を催すことになっている。

しかし、「櫻の園」の開演を控えたある日、
部長である志水由布子が校則を破ってパーマをあてて登校し、周囲を騒然とさせる。

それに加え、部員の杉山紀子が喫茶店で煙草を吸い、
見つけた警察に反抗したという噂まで流れてくる。

「櫻の園」が中止になるのではないか。
それぞれの想いを胸に秘めた部員たちに広がる不安。

彼女たちの想いは叶うのか、そして、「櫻の園」の運命は……?


〇感想

古さは否めないですね。
不良といえばパーマに煙草、異性との交際。

そしてモチーフもありきたりです。
女子高、同性愛、演劇、男役。

学園の不穏でアンニュイな雰囲気を醸し出すのには成功していますが、
それ以上のものではありません。

「少女たちの秘めたる日常」のようなテーマが好きな人ならば好むでしょうし、
そうでない人にはさっぱりの映画でしょう。

筋書きはあってないようなもので、人間の本質に迫るというわけでもなければ、
エンターテイメントを極めているわけでもない。

退屈さが大きかった作品でした。