明日も物語に魅せられて

読んだ小説や新書、教養書の書評ブログです。
アニメや映画の感想もたまに書きます。
やや辛口ですが、本当に良いものだけを
高評価にできればと思っています。




2017年01月

監督は「プリンセストヨトミ」を手掛けた鈴木雅之さん、主演は綾瀬はるかさんという映画。歴史モノです。

全体としてはそこそこ楽しめたのですが、ややぼやけた印象がありました。

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著名なアメリカの短編作家、O・ヘンリの作品集その2です。その1の感想はこちら。

温かく切ない作風は相変わらず良いものです。特にこの(二)には彼の最高傑作である「賢者の贈り物」が収録されており、それだけでも読む価値があります。

二十世紀初頭のアメリカを旅する気分にさせてくれる小説です。

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一人称で書かれた小説の決定版とも言えるでしょう。

戦後すぐのイギリス。旅すがら、ある英国人執事が自らの人生を回顧していきます。彼の「意識」の中のイギリス、「理想」の中の記憶に読者は引き込まれ、やがて作者の技巧に気づいたときには大きな驚嘆を得ることができます。

ブッカー賞の名に恥じない作品です。

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詩情豊かな作風で日本文学史に名を残す梶井基次郎の短編集です。

梶井の代表作であり、表題作ともなっている「檸檬」。人気のライトミステリシリーズのパロディ元にもなるなど引用されることが多い「桜の樹の下には」。教科書にも採用され、目にしたことのある人も多いであろう「Kの昇天」。

独特な感覚による日常の観察と、清新さと陰翳を併せ持つ文体に酔わされます。

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新進気鋭の若手小説家、朝井リョウさんのデビュー作です。

今時の若者の心理を生々しくかつ繊細に描いた作品として話題になり、 また、その印象的なタイトルは多くのパロディを生み出しました。実写映画もされ、日本アカデミー賞の最優秀作品賞に選ばれるなど好評を博しています。

前評判通り、スクールカーストの描き方と「桐島が出てこない」という構造の巧さには心打たれましたが、ややストーリー性に欠け、同時代性を意識するあまり普遍性を犠牲にし過ぎた側面があると思われました。

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いわゆる「ライト文芸」隆盛の火付け役の一つになったメディアワークス文庫。その新人賞に当たる「メディアワークス文庫賞」の第一回受賞作です。

評判が良いようなので購入してみたのですが、ううん、これはきっと評価が分かれる作品で、あまり私の好みではありませんでした。

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「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」そんなキャッチコピーのもと、一時期は書店でかなりプッシュされていた作品。

企画倒れに終わることなく、ミリオンセラーにまで至り、映画も大人気とのことですが、物語の構造的にちょっとこれを楽しむのは無理があるだろうという点が多くありました。

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新潮社の新レーベル「新潮文庫nex」の看板作品で、「階段島シリーズ」の第一巻という位置づけの本作。また、いわゆる「ライト文芸」的なレーベルだけあって、ライトノベル出身の著者が書いています。

評判も芳しく、売り上げ好調のようですが、私には受け入れかねる内容でした。

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人気の高い児童文学で、「産経児童文学出版文化賞」も受賞している本作。著者の森絵都さんも著名な児童文学作家で、漫画化され、アニメ化予定もある「DIVE!!」や、直木賞を獲った「風に舞い上がるビニールシート」が有名です。

 そうなると期待も高かったのですが、結果としては裏切られてしまいました。

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